Go to contents

ノーベル賞受賞と今後の課題

Posted December. 11, 2000 10:45,   

金大中(キム・デジュン)大統領のノーベル平和賞の受賞は、民主主義と人権伸長及び、朝鮮半島における平和の定着に向けた彼の努力が国際的に公認されたことを意味する。

▽国内的な意味

金大統領が、全世界に中継される受賞演説を通じて、人類の普遍的な価値である民主主義や人権と平和を追求するイメージを浮彫りにすることは、韓国の国際的なイメージアップに大きな役割を果たすものと見られる。経済界では、今回の受賞が国家の信認度の上昇や外国人の投資増加などにつながることを期待している。

▽南北関係の進展に役立つ

朝鮮半島の平和と和解・協力政策に対する国際社会の支持雰囲気の拡散は、ノーベル賞受賞の一番重要な成果だと言える。

金大統領は授賞式に参加すると共に、南北朝鮮ともに国交関係にあるノルウェーとスウェーデンを訪問して、北朝鮮の改革・解放に向けた協力基盤を強めるきっかけも設けたものと評価される。

▽今後の課題

ノーベル賞の受賞で、金大統領の国内政治的な立場が強固になると展望する人は、それほど多くない。地域対立の構図が続く状況で、ノーベル賞の受賞が金大統領と現与党には、むしろ重荷になりかねないとの指摘も出始めている。

また、経済低迷が長引けば、受賞の持つ意味は色あせする可能性もある。

したがって、金大統領はこれから経済再建や地域間・階層間の対立を解消することに、全力を尽くさねばならないとの注文が多い。金大統領が帰国して発表する国政改革方案に、全国民の関心が集中していることや、与党の関係者らが重荷を感じていることも、そのためである。



尹承模(ユン・スンモ)記者 ysmo@donga.com