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外交通商相とのインタビュー

Posted December. 08, 2000 12:35,   

史上初の南北首脳会談が行なわれた今年は、南北関係だけでなく、韓国の外交においても質的に多くの変化を成し遂げた一年であった。7月、アセアン地域安保フォーラム(ARF)で、最初の南北外務相会談が開かれ、国連でも初めて朝鮮半島の平和に向けた共同決議案が採択された。

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が積極的な対米関係の改善に乗り出したため、伝統的な友邦国である米国と南北朝鮮などの3国関係にも微妙な変化が生じた。朝鮮半島の安定と平和を管理するための4大国外交はそれだけ重要になり、外交的な負担も重かった。

韓国外交の司令塔として多忙な一年を過した、李廷彬(イ・ジョンビン)外交通商相と会った。李外交相は「政府は最近、ある南北のチャンネルを通じて、北朝鮮側に朝鮮半島の平和体制作りに向けた、4国会談の再会を公式的に提議した」と発表し、「現在、改正交渉中である韓米駐屯軍地位協定(SOFA)も日米SOFAより、遥かに有利な水準に改正出来るように努力している」と強調した。

Q: 南北首脳会談以降、北朝鮮との関係改善において、韓米の協力体制にヒビが入りつつあるとの指摘があるが・・・。

A: 「決して同意できない。韓米の協力体制の過程と内容が、詳しく分からないから出てくる話である。両国は全ての問題に対して事前・事後に息の長い話し合いを行なう。どんな提議においても、単語の一つ一つまで合意する」

Q: 北朝鮮の白南淳(ベク・ナンスン)外務相と再会する計画は・・・。外務相会談以降、南北間に別途に構築されたホットラインはあるのか。

A: 「南北外務相会談の定例化は話し合っていない。ただ、国連代表部のチャンネルを通じてアジア太平洋経済協力会議(APEC)、アジア欧州首脳会議(ASEAM)などの文書を残らず北朝鮮側に送っている」

Q: 4国会談を北朝鮮側に公式的に提議したのか。北朝鮮側の反応は・・・。

A: 「金大中(キム・デジュン)大統領が、先月シンガポールで提案した直後、別途に後続措置を取った。具体的に誰を通して、どのように行なったかについては、明かせない。北朝鮮は現在、4国会談の再会を検討するとの反応だ」

Q: 4国会談で朝鮮半島の平和体制作り問題が集中的に論議されれば、緊張緩和問題は南北国防相会談で担当するようになるのか。

A: 「国防相会談は、6・15共同宣言の履行のための国防当局間の協議体である。もちろん、4国会談が全ての問題を処理するのではないので、両側がお互い補完するか、並行されることはあり得る。また、4国会談で過去のやり方をそのまま繰り返すか、それとも南北首脳会談以降の新しい状況に合わせて行なうかなどの問題も、今後話し合わなければならない。南北間の通路が開かれた状況で開催される4国会談は、過去のそれとは質的に同様ではないだろう」

Q: SOFAの改正交渉が難航を続けているが・・・。

A: 「韓米首脳など、両国の高位人事間の早期妥結に対する連携は既に出来ている。韓米関係の健全な発展と駐韓米軍の長期的な駐屯環境のために必要だからである。実務者1〜2人の気分によって左右される状況ではないのだ。日米SOFAより遥かに有利な水準に改正できるように努力している。環境分野の日米関係より有利になるだろう」

Q: 最近、中国とのダライラマ招請問題や、日本との歴史教科書問題などで、外交省は主導権を失ったとの批判が起っているが・・・。

A: 「中国はダライラマを、チベット分離独立のための亡命政府の政治指導者として認識している反面、韓国の招請者側は単なる宗教の人権指導者として認識する。その認識のズレは大きい。外交省は国民の希望事項を享受しながら、外交的な問題が生じないように調節する機能を担当する。日本の歴史教科書問題と関連しては、日本政府も困難な状況である。韓日間に外交的な摩擦が生じる可能性の高いとの懸念を日本政府も持っているはずだ。とはいえ、教科書の執筆を政府が強要することも難しく、ただ、説得作業には多大な努力を傾けているとの旨を韓国政府に伝えてきた」

最近、金大統領の頻繁の外国訪問に対する論議が多く、その根底には“華やかな外交が国内政治につながっていない”との指摘に対する見解を聞いてみた。李外交相は「首脳外交を『外遊』に見なす受け止め方に問題がある」とし、「今は外交懸案を首脳らが直接話し合うことが一般化された『首脳外交時代』であり、その外交の成果は国家の対外信認度を高める大きな無形の資産になる」と強調した。