金大中(キム・テジュン)大統領は28日、「米国のクリントン大統領の訪朝が行なわれる場合、ソウルで韓米日3国の首脳会談が開かれる可能性がある」と話した。
金大統領は同日大邱(デグ)で、大邱・慶北地域の各機関関係者らと午餐及び晩餐を共にしながら、このように述べた後、これからはソウルが(朝鮮半島政策の)中心になると強調した。
金大統領はまた、「北朝鮮が誤った方向に走らないよう、韓米日3国が協力しなければならない」とし、「過去には3国が安保を中心に協力してきたが、これからは対朝関係での改善も協力していくべきだ」と力説した。
金大統領は続いて、北朝鮮に対する食糧支援などが過度であるとの指摘に対しては、「それは事実ではない。ロシアと国交を正常化した時には14億ドルを支援したが、北朝鮮に支援した金額は、肥料と食糧を合わせても1億5千ドルに過ぎない」と語り、「それ以外は民間レベルで、それぞれの計算に基づいて利益が予想されるため投資しているものであり、また世界機構が投資しているものである」と説明した。
金大統領はまた、「我々が無理をして支援を行なっているわけではなく、またそのようにする必要もない」とし、「しかし、飢餓に苦しんでいる同胞を同じ民族の立場で、ある程度支援を行なうことは必要なことであろう」と付け加えた。
崔永默(チェ・ヨンムク)記者 ymook@donga.com






