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北朝鮮の電力正常化、最低6兆ウォン必要:韓電

北朝鮮の電力正常化、最低6兆ウォン必要:韓電

Posted October. 27, 2000 11:17,   

韓国電力が北朝鮮に対する電力支援に向けて11項目の分野別シナリオを作成するなど、大規模の支援案を細かく検討中であることが26日、確認された。

国会の産業資源委員会所属のハンナラ党(第1野党)安泳根(アン・イョングン)議員はこの日、韓国電力が作成した「南北電力分野における協力方策」という報告書を公開し、政府が北朝鮮に対する大々的な電力支援とともに現代グループが推進している開城(ゲソン)専用公団に対する電力供給案について準備していることを明らかにした。

この報告書の「仮想シナリオ」によると韓国電力は、発電用無煙炭120万t支援(予想費用420億ウォン)▽発電用重油75万t支援(1125億ウォン)▽40万キロワット大容量火力発電所の建設(重油発電所4000億ウォン、無煙炭発電所7000億ウォン)▽12万キロワット級の小用量発電所の緊急建設(1300億ウォン)▽ヤンジュウ〜平壌間345kvの長距離を超高圧送電線路の延長建設(2800億ウォン)▽北朝鮮全域における配電設備の緊急補強(2000億ウォン)ーーなど11項目の事業別シナリオについて事業成果などを精密に検討している。

韓国電力は、北朝鮮における全体電力設備の正常化費用を6兆ウォン以上に推定した。