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金正日の訪米、米大統領選挙の結果次第

Posted October. 13, 2000 11:25,   

アメリカのクリントン大統領が北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を訪問する場合、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長もアメリカを答訪するだろうか。共同声明には記されていないものの、一国の首脳が他の国を訪問した場合、その国の首脳の答訪は慣例であるため、金委員長の訪米が注目される。

もちろん、金委員長の訪米はクリントン大統領の訪問が確定してからの問題だろう。ただ11月の初めに行なわれるアメリカの大統領選挙の結果次第では、多少の変更は考えられる。民主党のゴア候補が当選すれば、クリントンの対朝政策の基調がそのまま維持されるため、金委員長が答訪しやすくなる。しかし、共和党のブッシュ候補が当選すれば、共同声明自体の効力が疑問視されるため、金委員長の訪米は不透明になる公算が大きい。

来年の春に予定された金委員長のソウル答訪は、訪米と同時に行なわれる可能性もある。まずソウルを訪問してからワシントンを訪問する、またその逆の場合も考えられる。政府としては韓米日の3ヶ国調整監督(TCOG)を通じて充分な協議をしているため、いずれの場合も関係ないとの雰囲気だ。

金委員長の訪米が行なわれれば、北朝鮮の内部にも相当な波紋を投げ掛けるだろう。第一、北朝鮮の軍事部門においての国家権力の`中心軸'が緩和される可能性である。北朝鮮が今まで軍事重視の政策を取ってきたことは、アメリカと敵対状況であることを大義名分としてきたからだ。北朝鮮のこうした政策が変わる場合は、朝鮮半島の安保環境の地図にも大きな変化をもたらしかねない。クリントン大統領の訪朝の時期も関心事だ。ゴア候補が大統領選挙で勝利をすれば、年内に北朝鮮を訪問するのはほぼ確実なことに見える。

こうした状況が現実になれば、12月中旬頃、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長のソウル訪問と共に、朝鮮半島での‘首脳’間の行き来が活発になるだろう。



金影植(キム・ヨンシク)記者 spear@donga.com