わずか0.01秒でも縮めようとする人間の努力には限りがない。特に寸刻を争わなければならない水泳と陸上の場合はその傾向が強い。人間の努力に限界がある以上、記録を縮めるには科学の力を借りなければならない。泳ぎと走りの基本的種目と言える水泳と陸上の選手達には、ユニフォームと靴が科学だ。
シドニーオリンピックでは体中を包んで水の抵抗力を減らす全身水着がセンセーショナルを呼んだ。自由形男子100メートルをはじめ、13の部門で13の(男子7、女子6)の世界新記録が出たが、専門家らはその秘訣は水着にあると断言した。
世界新記録を出し、自由形の女子リレー400メートルで優勝したアメリカチームも全身水着が優勝の秘訣だったと話している。
このようにシドニーオリンピックで旋風を巻き起こした全身水着の製造業社は、この水着に関し、3%程の記録短縮効果があると誇らしげに全身水着を紹介している。
陸上でも男女100メートルで優勝を果たしたアメリカのメリオン・ジョーンズとモリス・グリーン、男子400メートルで優勝したマイケル・ジョンスンもそれぞれナイキが制作した特別製シューズを履いていた。ジョーンズが履いていたシューズは特殊制作されたニュースリッパ。半透明の特殊プラスチックで作られたこの靴は、かかとを包む部分が全くない。ジョーンズが走る時に、かかとがトラックに全く触れていないという事実に着眼し、不必要なかかとの部分を取り除いて靴の重みを減らした。これによって重さが100gにすぎない超軽量シューズが誕生した。また、マイケル・ジョンスンは純金の玉がはめられた黄金の靴でトラックを疾走し、史上初の400メートル2連勝に成功した他、オーストラリアの英雄として称えられている女子400メートルの優勝者キャシー・フリーマンは決勝戦で頭のてっぺんから爪先まで包むボディースーツを着用し、話題を呼んだ。
金相洙(キム・サンス)記者 ssoo@donga.com






