検察、ハンビッ銀行の監査チームを召喚

ハンビッ銀行の不正貸出事件を捜査している検察庁が、この事件の関連者の銀行口座に対して裁判所に押収捜索令状を請求し、資金の追跡に乗り出した。検察庁がこの事件の捜査に着手して以来、口座に対する押収捜索令状を請求したのは今回が初めてで、これは検察の再捜査に対する強い意志を反映したものであるとみられる。

ソウル検察の調査部(郭茂根《ガク・ムグン》部長検事)は16日、ハンビッ銀行のソウル・クァンアク（冠岳）支店の金ヨンミン元課長代理(35・拘束起訴)ら等、この事件の関連者と周辺人物の銀行口座を対象に資金の流れを追跡している。検察はこの日、金容疑者ら、9人の銀行口座に対して押収捜索令状を請求した。しかし裁判所が口座を追跡する充分な理由が明らかになっていないとして、金容疑者を除く8人の令状を棄却したため口座の追跡は見通しが不透明な状態となっている。

李秀衡（イ・スヒョン）記者 sooh@donga.com