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第一銀行への公的資金投入 「底無し」

Posted August. 17, 2000 12:42,   

第一銀行に対する公的資金投入規模が「底無し」に増えている。第一銀行の不良債権整理などのためにこれまでに公的資金12兆3000億ウォンを投入した政府が来月の15日までにこの銀行の不良信用供与3兆5000億ウォン分を追加として買い入れることにしたためだ。

預金保険公社は水曜日、米国ニューブリッジキャピタルに引き継がれた第一銀行が、6月末現在の不良信用供与を3兆5315億ウォンと分類し、これに対する対損害充当金2兆6624億ウォンを支援することを要求したことを明らかにした。政府は99年末、第一銀行をニューブリッジに売却し、その後2年間に発生する不良信用供与(ワークアウト信用供与は3年間)に対して対損害充当金の積み立て額を支援したり、不良信用供与を買い戻すプットバックオプションを適用することで同意した経験がある。第一銀行側は「デウ関連の不良信用供与が増加した上に、償還能力を勘案した 分類基準(FLC)によって充当金積み立て額が増加した」とし、プットバックオプションを行使した。第一銀行側が発表した不良信用供与額は △デウ2兆127億ウォン △非デウ系ワークアウト9283億ウォン △示談及び法廷管理2936億ウォン △FLC適用など2969億ウォンなどだ。

財政経済省と預金保険公社は、これらの信用供与を第一銀行に残したまま信用供与額の75%にのぼる対損害充当金を支援するよりも、資金負担が増えたとしても始めから不良信用供与を全て買い入れた方が有利だと判断している。これにより、今回第一銀行に入ることになる公的資金は3兆5000億ウォン台になる見通し。これまで第一銀行に投入された公的資金12兆3000億ウォンを合わせた場合、、15兆8000億ウォンに膨れ上がり、2002年末までの追加予想額1兆5000億ウォンまで計算に入れれば合計17兆3000億ウォンにも達する。