北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)側の離散家族訪問団として、火曜日にソウルに来る弟との対面のわずか2日前に、89歳の男性が持病で亡くなり、周囲の人々をやりきれない気持ちにさせている。
男性は6月に急性リンパ腺癌の診断を受け闘病生活を送っていたが、11日に突然意識を失って倒れた後呼吸困難などの症状を起こし、、同日の午前5時ごろ息を引き取った。
遺族らは「朝鮮戦争が勃発した1950年に義勇軍として連行された弟は戦死したものと思っていたが、その弟が生きていて、ソウルにやって来るという話を聞いてとても喜んでいた」と話し、「7日には病床で意識を取り戻して起き上がり、弟の名前を呼んでいた」と、亡くなった男性の辛い思いを代弁した。






