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金正恩氏、総書記に再推戴…北朝鮮「いまやアメも弾丸も必要」

金正恩氏、総書記に再推戴…北朝鮮「いまやアメも弾丸も必要」

Posted February. 24, 2026 09:48,   

Updated February. 24, 2026 09:48


北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が、労働党第9回党大会で党最高職である総書記に再び推戴された。党大会では、執権初期から正恩氏を支えてきた元老グループが中央委員から退くなど大幅な人事刷新が断行され、「金正恩時代」を本格化させたとの分析が出ている。

23日、朝鮮中央通信などによると、北朝鮮は前日(22日)の党大会4日目会議で正恩氏を総書記に推戴。「朝鮮人民軍を最精鋭化、強軍化する事業を精力的に指導し、いかなる侵略の脅威にも主動的に対処でき、いかなる形態の戦争にも万全に備えた革命武力を建設した」と評価した。李日煥(リ・イルファン)党書記の推戴提議文では「国防が先か、経済が先かという問題自体を論じる必要のない時代が到来した」とし、「アメの粒はなくても弾丸はなければならないとしてきたわが人民の信念は、いまやアメも弾丸もすべて必要であり、決心すれば何でも作り出せるという自信へと昇華した」と強調した。

先代の金日成(キム・イルソン)主席、金正日(キム・ジョンイル)総書記が達成できなかった国防と経済の並進成果を誇示し、「金正恩時代」の業績を前面に打ち出した格好だ。韓国統一部の尹敏灝(ユン・ミンホ)報道官は23日の会見で、再推戴について「金正恩総書記の地位を一層強化したものとみられる」と述べた。

北朝鮮の中枢権力を構成する労働党中央委員および候補委員も大幅に交代した。いわゆる「パルチザン2世」を代表し、権力序列2位の待遇を受けてきた崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長が中央委員から外れた。崔氏のほか、軍部の代表的元老とされる朴正天(パク・チョンチョン)党書記、パルチザン2世の呉日晶(オ・イルジョン)党民防衛部長、対韓国業務を担当してきた金英哲(キム・ヨンチョル)党顧問、李善権(リ・ソングォン)党10局部長らも中央委員を退いた。一方、正恩氏は中央委員を自身が直接抜擢した新顔で固めた。2019年の米朝交渉決裂後、金英哲氏の後任として統一戦線部長に就いたチャン・グムチョル氏も中央委員に含まれた。ただ、党規約に「敵対的2国家」が明文化されたかどうかは公開されていない。

統一研究院の洪珉(ホン・ミン)上級研究委員は「オールドガードが退き、元老への礼遇よりも実務型の忠誠派を中心とする人事構成に踏み切ったのは、推進力と緊張感を同時に確保しようとする高度な統治戦略だ」と分析した。

党大会の閉幕に合わせ、平壌(ピョンヤン)の金日成広場で大規模な軍事パレードが一両日中に開かれるとの観測もある。韓国軍内外では、正恩氏が公開した「北朝鮮版弾道ミサイル原子力潜水艦(SSBN)」に搭載する新型多弾頭潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などが披露される可能性が指摘されている。


申나리 journari@donga.com