
米フロリダ州パームビーチにあるトランプ大統領の私邸「マール・ア・ラーゴ」の立ち入り制限区域に22日、オースティン・タッカー・マーティン容疑者(21)が侵入し、射殺された。事件当時、トランプ氏はワシントンのホワイトハウスに滞在していた。
米メディアによると、大統領警護隊(シークレットサービス)は東部時間22日午前1時30分ごろ、容疑者が北門付近の制限区域に侵入を試み、警護隊要員2人、パームビーチ郡副保安官らと対峙した末、射殺されたと発表した。容疑者はノースカロライナ州出身の白人男性で、動機は明らかになっていない。
容疑者はノースカロライナ州のゴルフ場に勤務し、給与の一部を慈善団体に寄付したこともある。家族は数日前に行方不明届を出していた。
捜査当局は、容疑者がノースカロライナ州を離れフロリダ州に向かう途中でショットガンを購入したと明らかにした。車内からはショットガンと燃料が入った容器が見つかった。
射殺当時、「ショットガンと燃料タンクを下ろせ」との警告に従わず、銃を持ち上げて発砲する姿勢をとったため、要員らは脅威を無力化する目的で発砲したという。
親族で共に育ったというブレーデン・フィールズさん(19)は取材に対し、「家族はトランプ大統領の熱烈な支持者だ」と語った。「彼は物静かで銃を怖がっていた。こんなことをするとは信じられない」と話した。
トランプ氏は2024年7月、ペンシルベニア州バトラーでの大統領選集会中に銃撃され、右耳上部を負傷した。発砲したトーマス・マシュー・クルックス容疑者(20)は現場で射殺された。2カ月後には、フロリダ州のゴルフ場に滞在中、ライアン・ルース被告が暗殺を図ろうとして逮捕され、今月4日に終身刑を言い渡された。
イ・ジユン記者 asap@donga.com






