鉄鋼業界世界1位の浦項(ポハン)製鉄と2位の新日本製鉄は相互の友好持ち株を3%まで拡大し、第3国に産業進出する時、協力して投資するなどの包括的提携を結ぶことに最終合意した。
劉常夫(ユ・サンブ)浦鉄(ポチョル)会長と千速晃(ちはやあきら)新日本製鉄社長は2日の午後4時、東京日本製鉄の社屋にて合意文に署名した後、記者会見を通し公式発表する予定である。
両者の提携内容は △相互の友好株3%まで拡大保有 △鉄鋼技術の合同開発 △第3国の協力投資 △情報技術(IT)、新素材開発分野の協力などの4項目を骨子にしたものである。
浦鉄と新日本製鉄は、まず各々3億ドルづつ出資し、相手の会社の持ち株を約3%まで拡大することにした。現在浦鉄は新日本製鉄の持ち株を0、24%、新日本製鉄は浦鉄の持ち株を0、54%保有している。
二つの会社の提携拡大は昨年ヨーロッパ鉄鋼業界の間で統合の動きが本格的し始めたことに対応するための戦略的な提携の性格を持っている。
鋼材生産量世界1、2位(昨年基準で浦鉄2600万トン、新日本製鉄2433万トン)である二つの会社が提携を拡大した場合、世界鉄鋼業界に相当な影響を与えるものと見られる。浦鉄は民営化の動きが始まった98年に経営安定のために新日本製鉄側と相互の友好持ち株を1%まで保有することで合意するなど強い協力関係を結んできた。






