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漫画 「天国の神話」、わいせつか

Posted July. 19, 2000 15:43,   

漫画「天国の神話」がわいせつと判決され、漫画家・李賢世(イ・ヒョンセ)氏に罰金300万ウォンを宣告した。これにより、わいせつに対する判断基準と未成年者保護法違反の基準を巡り論争が起っている。今回の判決は、わいせつと告発されていた映画・「ウソ」に対して検察が容疑はないと決定した例とは相反するため、注目されている。

「天国の神話」は、北東アジア古代神話をモデルに、創世記から桓因、桓雄(朝鮮の始祖と呼ばれる伝説的人物)時代を経、渤海滅亡時期までの大河歴史マンガ。李氏は、「混沌の時代ともいえる元始時代の野蛮性から人間本然の霊と哲学を引き出し、文明時代への進出を絵で表現しただけだ」と述べた。

このように、人と動物との性交や、集団性交の場面など、`わいせつ性`と`暴力性`が漫画の中で描かれている。

今回の裁判を担当した金種泌(キ厶・ジョンピル)判事は、「この漫画が小学生までみられる未成年者用に製作・配布され、性的本能を刺激し、誤った性観念を形成させる恐れがある」とし、「親の立場から子供たちにこの漫画を見せられるかを考慮した結果、わいせつと認めざるを得なかった。」と説明した。

また、「日本漫画など、わいせつ性を巡る論争が起っている時点において、法院がその基準を確実にしておく必要性があった」と説明した。いわば、未成年者に対する作品であるほど、より厳しく判断すべきであるということだ。

先月末、検察が容疑はないとした映画「ウソ」に対して、「文化芸術作品に対する評価は消費者に任せるべきである」という検察の立場とは異なっており、法院は、「一般読者に流布された作品に対しては、個人的芸術の自由を越え、社会的影響を及ぼしうるため、韓国漫画を代表する李氏に社会的責任を問わないとならない」と強調した。

文化改革市民連帯の事務処長であるシン・カンヒョン氏は、「映画のウソと漫画の判決が異なるのは、未成年者を保護するという理由を用い、筋なしに法律を適用するからだ」と話すことにより、漫画家や文化芸術系の反発も予想される。何よりも、今回の判決において、懸念されるのは、マスコミの創造の自由を制限することにより、枯死寸前に置かれた漫画産業の発展を阻害するとの主張である。具体的に、第3次日本文化開放により、日本漫画との競争力が落ち、漫画事業の発展を妨げるという懸念が提起されている。

漫画評論家・朴仁河(31・パク・インナ)氏は、「今回の判決は漫画に対するテロである」と主張した。

李賢世氏は判決の直後、控訴する意志を示し、これを巡る法廷攻防が長引く見通しだ。