百年先を見越した産業政策を急いで立てねばならない。
産業資源部の金泳鎬(キム・ヨンホ)長官が就任後6ヶ月ぶりに東亜日報との会見で初めて口を開いた。これまで我々の経済政策は財政、金融に重点をおいてきた。しかし金長官は、この先産業政策により一層比重を置かねばならないと協調した。学者時代、鋭い洞察力で多くのアイデアを出した金長官の新産業政策論を聞いてみた。
−長官に就任して感じたことは
イライラすることが多かった。もう辞めようと考えたことも一度や二度ではなかった。経済政策を立てる組織に隙間が多く産資部長官としての苦労が多かった。しかしいつまでも環境が悪いと言っていられない。今からでも渾身の努力をする。一番ポイントを置いていることは経済政策だ。我が国には産業政策がない。半導体の好況が終わった後、何で食べていくのかを考えると暗澹としている。きっちりした産業政策を立てわが国の経済をもう一度建て直したい。
−産業政策といえば旧時代的な概念のように考える人間が多いが。
それは間違った認識だ。アメリカにしろ日本にしろ今この瞬間にも産業政策を立てている。現在の産業政策は市場を規制するのではなく市場の体質を強化するように助けるものである。学問的には新産業政策と言っている。
−今構想中の新産業政策の骨子は
"まず企業の数を2倍にすること。創業しようという人間にはできる限りの支援を行うつもりだ。オンラインとオフラインをつなぐ作業は国家的に支援する。
−有限会社育成方案を提示した背景は
企業を容易につくれるという雰囲気を造成するためだ。技術力のある小企業の会社を大きく増やさなければならない。
−新産業政策が必要な理由は
我々がIMFから抜け出したのは応急処置が終わったということであって,完全に回復したのでは決してない。危機克服の力は輸入の自制と人件費の抑制,そして高レート,またハングリー精神などであった。今この4つがみんななくなった。これからは技術力と競争力で立ち向かわねばならない。
−来年度の貿易数値を心配しているように聞こえるが。
現在の産業技術の水準を画期的に上げなければすぐに貿易赤字になる。この先赤字になればそれは過去の貿易赤字とは次元が違う。破壊力はまさに大変なものだ。国際信用度はもちろん証券市場にまで悪影響を与える。
−デウ車の売却が産業政策に反映するのか
売却条件に技術移転とグローバルプラットフォームを作るという条件を入れた。これだけでは不足だ。英国が産業戦略もなく自動車を売って失敗した。我々は自動車の部分を最優先させなければならないと思う。
−製油会社が歪曲して価格を決定する構造をしっかり把握する方案はないのか
製油会社が事実上競争ではなく寡占体制であるのが問題の根っ子だ。したがって本当の意味での競争にならなければならない。そうするためには精油会社が現在より増えるのが望ましい。また石油価格についてはモニタリングシステムを導入し,電子商取引網を構築し取引の透明性を強化する方針だ。
−長期的なエネルギー政策の方向はどのように捉えているか
国際的な観点が必要だ。現在推進中の東北アジアパイプラインのプロジェクトは韓国と北朝鮮,ここに日本とロシア,中国を結ぶ広大な産業で東北アジア競合の核心だ。国内のエネルギー政策の争点は韓国電力を分割し、民営化することも長期的なエネルギー政策として必要な部分だ。また、エネルギー問題を担当できるエネルギー担当庁新設を政府に建議する考えだ。
−伝統産業と情報通信産業を繋ぐという点で眼に見える成果が出ているか
電子商取引網は今や定着しつつある。企業がこれをどのように活用するかの問題だ。これからは`ビジネス=Eビジネス`になり、Eという単語が必要なくなる。企業の電子商取引革命を手助けするためにも産資部は3年間B2B戦争をするという覚悟だ。






