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政府、「第3次流行は進行中」と年末会合の自粛を呼びかけ

政府、「第3次流行は進行中」と年末会合の自粛を呼びかけ

Posted November. 21, 2020 08:46,   

Updated November. 21, 2020 09:05

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韓国でも懸念されていた新型コロナウイルス感染症の第3次流行が始まった。これに先立って今年2月と3月に大邱慶北(テグ・キョンブク)を中心とした第1次、8月と9月に首都圏で触発された第2次に続いて、三度目の流行となる。しかし、現在の流行は第1、第2次より深刻だ。ウイルスの生存環境に有利な冬が目前に迫っており、国内に影響を与える海外状況もさらに悪化している。何よりも「社会的距離の確保」に対する警戒心が崩れたことで、日常防疫のあちこちに穴があいている。

20日0時基準の新型コロナの新規感染者は363人。3日連続で300人を超えた。首都圏と光州(クァンジュ)、江原(カンウォン)、全羅南道(チョンラナムド)など、感染拡大のペースが深刻なところを中心に連続感染が続いている。済州(チェジュ)と世宗(セジョン)などでも感染者が新たに出るなど、同時多発的な拡大の様子を示している。

中央事故収拾本部のユン・テホ防疫総括班長は同日の定例ブリーフィングで、「首都圏の場合、地域社会の流行が本格化しており、大規模な流行へと進む様子がますますはっきりしている」とし、「2月と3月、8月に続いて三度目の流行が進んでいると判断する」と語った。政府が第3次流行を公にしたのは初めてだ。

21日に全国的に実施される中等教師任用試験を翌日に控えて、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)の任用試験塾では32人の感染者が出た。2週間も残っていない大学修学能力試験の防疫負担が高まっている。政府は、先制的な距離確保の第2段階への格上げ方針を明らかにしたが、状況は容易ではない。距離確保・第1段階に緩和した後、様々な集まりなどを通じて静かな伝播が起きている。寒さの中に、いわば「3密(密閉・密集・密接)」による伝播の懸念が高まっている理由だ。

新型コロナの累積感染者は、同日3万人を超えた。1月20日に初患者が発生してから305日ぶりのことだ。同日死者も500人を超えた。丁世均(チョン・セギュン)首相は同日、中央災難安全対策本部の会議で国民向け談話を発表し、「今、全国のどこにも安全な場所がないという不安感が高まっている」とし、「年末を迎えて計画している様々な集まりを最大限自粛し、不可欠な活動以外はなるべく自宅内にとどまってほしい」と呼びかけた。


李美智 image@donga.com · 全主榮 aimhigh@donga.com