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半導体輸出が53%増加、1月の経常収支は9ヵ月連続の黒字

半導体輸出が53%増加、1月の経常収支は9ヵ月連続の黒字

Posted March. 13, 2024 07:32,   

Updated March. 13, 2024 07:37

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経常収支が9ヵ月連続で黒字を出した。半導体の輸出が大幅に伸び、低迷していた中国向け国輸出が回復傾向を示した影響が大きかった。ただ、海外に出国する旅行客が増え、サービス収支は21ヵ月連続の赤字となった。

8日、韓国銀行(韓銀)が発表した国際収支の暫定統計によると、今年1月の経常収支は30億5000万ドルの黒字と集計された。昨年5月以降、9ヵ月連続の黒字となる。黒字幅は昨年12月(74億1000万ドル)の半分の水準に減ったが、年末の輸出実績の締め切りなど季節的要因によるもので、2月は黒字規模が再び増えるものとみられる。

経常収支で最も大きな割合を占める商品収支は、42億4000万ドルの黒字だった。1年前(マイナス73億5000万ドル)に比べて黒字に転じた。特に、輸出が前年同期比14.7%伸び、商品収支の黒字の規模を拡大した。輸出が二桁の伸び率を示したのは、2022年5月以降初めてのことだ。輸入は509億8000万ドルで、8.1%減少した。

通関基準で、半導体(52.8%)や乗用車(24.8%)などの輸出増加傾向が目立った。地域別では、米国(27.1%)や東南アジア(24.4%)への輸出が大幅に増え、対中国輸出も前年同期比16.0%増加し、20ヵ月ぶりに増加傾向に転じた。

一方、サービス収支は21ヵ月連続のマイナスとなっている。1月のサービス収支はマイナス6億6000万ドルで、前月(マイナス25億4000万ドル)より赤字幅が大きくなっている。韓国を訪れる外国人旅行客より、韓国人の出国者数がさらに大幅に伸びたためだ。特に、冬休みの海外旅行需要の増加などで、旅行収支の赤字規模(マイナス14億7000万ドル)が前月(マイナス13億4000万ドル)より増えた。

韓銀は、今年の経常収支は520億ドルの黒字を出すものと予想している。韓国銀行のソン・ジェチャン金融統計部長は、「今年上半期(1~6月)の経常収支は、商品収支を中心に黒字の流れが持続するものとみられる」とし、「経常収支の黒字の規模が2月も拡大すると予想されることを勘案すれば、韓国銀行が予測する黒字基調に合致するものと見られる」と話した。