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ナワリヌイ氏の死から9日、ロシア当局が母親に遺体を引き渡し

ナワリヌイ氏の死から9日、ロシア当局が母親に遺体を引き渡し

Posted February. 26, 2024 08:36,   

Updated February. 26, 2024 08:36

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刑務所で謎の死を遂げたロシアの反政権派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(写真)の遺体が死去から9日が経った24日、遺族に引き渡された。

ナワリヌイ氏が設立した反汚職財団(ACF)のディレクター、イワン・ズダノフ氏は同日、テレグラムに「ナワリヌイ氏の遺体が彼の母親に引き渡された」とし、「ロシア当局に遺体の引き渡しを求めたすべての人々に感謝する」と書いた。

当局は葬儀方式をめぐってナワリヌイ氏側を脅迫したという。ナワリヌイ氏側は死去8日目の23日、「当局がナワリヌイ氏の母親に、3時間以内に秘密裏に埋葬することに同意しなければ、遺体は引き渡せないと言った」と明らかにした。ロシア人の多くが信仰する正教会の伝統によると、葬儀は死後9日目に行われる。葬儀が大規模な反政府集会に発展する可能性を遮断するため、当局がその時期が過ぎた後に遺体を引き渡したとみられる。

ナワリヌイ氏の葬儀が行われるかどうかは不透明だ。24日、ナワリヌイ氏の報道担当者キラ・ヤルミシュ氏は、ソーシャルメディアX(旧ツイッター)に、「葬儀はまだ行われていない。遺族が望む方式の葬儀を当局が許可するかどうか見なければならない」と書いた。

APによると、追悼の動きが続く中、人権団体「OVD-info」は、同日午前だけで27人が逮捕されたと明らかにした。ある78歳の老人は、道で天使の羽をつけたナワリヌイ氏の写真を持って立っているところを逮捕された。


イ・ジユン記者 asap@donga.com