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チャイコフスキーコンクールで韓国人3人が優勝

チャイコフスキーコンクールで韓国人3人が優勝

Posted July. 01, 2023 08:21,   

Updated July. 01, 2023 08:21

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ロシアのモスクワとサンクトペテルブルクで29日(現地時間)に閉幕した第17回チャイコフスキー国際コンクールで、キム・ゲヒさん(29)がヴァイオリン部門、イ・ヨンウンさん(26)がチェロ部門、テノールのソン・ジフンさん(32)が男性声楽部門で優勝した。同コンクールで韓国人が器楽部門で優勝したのは初めて。

また、ベースのチョン・インホさんが男性声楽部門2位、パク・サンヒョクさんがチェロ部門3位、キム・イェソンさん(フルート)が木管部門合同3位、イェ・スアさんがピアノ部門合同4位、イ・ドンヨルさんがチェロ部門5位など、韓国人8人が入賞した。

キム・ゲヒさんは、ソウル大学音楽部とミュンヘン国立音楽大学修士課程を卒業し、ジョルジュ・エネスク国際コンクール、アンドレア・ポスタッキーニ国際ヴァイオリンコンクールなどで優勝した。イ・ヨンウンさんはソウル大学卒業後、天津ジュリアード音楽院に在学中だ。ソン・ジフンさんは韓国芸術総合学校を卒業後、ドイツ・バイエルン王立音楽アカデミーで学び、モンセラート・カバリエ国際歌唱コンクールとヴィオッティ国際音楽コンクールで優勝した。

チャイコフスキー国際コンクールは、ロシア文化省の後援を受けており、ロシアのウクライナ侵攻直後の昨年4月、国際音楽コンクール世界連盟(WFIMC)から除名された。その影響で、今年のコンクールには西欧の音楽家の参加が大幅に減少した。予備審査を経てヴァイオリン部門の本選に進出した25人のうち、西欧圏出身者はスロベニア人1人だけで、チェロ部門25人の中には1人もいなかった。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com