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韓銀、成長率予測を1.6%→1.4%に5回連続で下方修正

韓銀、成長率予測を1.6%→1.4%に5回連続で下方修正

Posted May. 26, 2023 08:30,   

Updated May. 26, 2023 08:30

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韓国銀行(韓銀)は、今年の経済成長率は1.5%にも及ばないだろうという予測を出した。昨年5月以降、5回連続で今年の成長率を下げたのだ。さらに、2月と4月に続き、今回も基準金利を年3.5%に据え置くことにした。

韓銀は25日発表した修正経済見通しで、今年の韓国国内総生産(GDP)の成長率予測値を従来の1.6%から1.4%へと0.2%ポイント下方修正した。昨年2月に、今年の成長率を2.5%と予想していた韓銀は、同年5月に予測値を2.4%に下げた後、経済見通しを修正するたびに予測値を下げている。

これに先立って、経済協力開発機構(OECD)と国際通貨基金(IMF)、アジア開発銀行(ADB)、韓国開発研究院(KDI)などは、韓国の今年の成長率を1.5%に見直した。これにより、1.5%が国内外機関で「有力」と固まるようだったが、今回韓銀が出した成長予測はそれよりさらに低い。

李昌鏞(イ・チャンヨン)韓銀総裁は、「情報技術(IT)や半導体の景気回復が、思ったより遅れている」とし、「中国経済が内需を中心にゆっくり回復し、周辺国への波及効果も遅くなっていることが主な要因だ」と説明した。ただ、「先進国の成長率平均は1.3%程度であり、韓国のように製造業中心でエネルギー需要の多い国で1.4%の成長は、悲観的だったり経済破局とは言えない」と強調した。


朴民優 minwoo@donga.com