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「学齢人口の減少に医学部偏重まで」、ソウルの大学が新入生募集に悪戦苦闘

「学齢人口の減少に医学部偏重まで」、ソウルの大学が新入生募集に悪戦苦闘

Posted February. 21, 2023 08:42,   

Updated February. 21, 2023 08:42

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ソウル内の30大学の今年の新入生の追加募集人数は、昨年(386人)の約2倍の767人と集計された。学齢人口の減少と医学部偏重現象で、各大学が新入生募集に困難を来たしているという分析が出ている。

全国164の一般大学は20日、定時募集で満たせなかった新入生定員1万7561人に対し、追加募集を開始した。このうち在外国民と外国人選考を除いた募集人員は1万7439人で、前年比520人減った。欠員の89%以上は地方大学で発生した。鐘路(チョンノ)学院が追加募集人員を分析した2019学年度以降、史上最大規模となる。

ソウルの上位圏の大学も、新入生の確保に苦労している。今年、漢陽(ハンヤン)大学は28人(昨年は6人)を追加募集する。融合電子工学部が2人、未来自動車工学科が1人など、政府が未来分野として名指しした学科も欠員が生じた。昨年、追加募集が一人もなかった中央(チュンアン)大学と韓国外国語大学も、それぞれ14人と24人を追加募集する。弘益(ホンイク)大学(15人→85人)、国民(クンミン)大学(11人→54人)、崇実(スンシル)大学(14人→36人)、世宗(セジョン)大学(7人→36人)、東国(トングク)大学(17人→35人)、淑明(スクミョン)女子大学(5人→9人)、ソウル市立大学(5人→8人)も追加募集の規模が増えた。

今年のソウル大学の追加募集の規模は、この5年間で最大となっている。首都圏の京畿道(キョンギド)や仁川(インチョン)も、追加募集人員が昨年の933人から今年は1093人に増え、1000人台を超えている。

追加募集人員は22日に確定するため、規模はさらに増える可能性がある。鍾路学院のイム・ソンホ代表は、「統合修学能力試験とクロス志願、医学部偏重現象のために、受験生の連続的な移動が活発になった」とし、「学齢人口の減少傾向を考慮すれば、今後ソウルをはじめとする首都圏大学の新入生募集はさらに厳しさを増すだろう」と話した。


朴星民 min@donga.com