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出揃ったW杯8強、代表メンバー208人のうち195人がUEFA所属

出揃ったW杯8強、代表メンバー208人のうち195人がUEFA所属

Posted December. 08, 2022 08:34,   

Updated December. 08, 2022 08:34

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カタール砂漠を覆った「番狂わせ」は、結局モロッコだけを残して姿を消した。2022ワールドカップ(W杯)カタール大会で8強入りしたチームのうち、アフリカ勢のモロッコを除けば、残りは「伝統の強豪」である欧州(オランダ、イングランド、クロアチア、ポルトガル、フランス)と南アメリカ(ブラジル、アルゼンチン)チームだ。

モロッコもメンバーの顔触れを見れば、アフリカチームと言い切れないところがある。決勝トーナメント1回戦の先発出場した11人のうち7人が欧州で生まれ育ち、欧州のプロリーグで活動している「欧州派」だからだ。モロッコ代表26人のうち半数(13人)がこういう欧州派だ。モロッコの正GKヤシン・ブヌ(31)もカナダで生まれ、21歳の時からスペインのラ・リーガでプレーしている。

8強入りしたチームが一つもないできなかったアジア勢は事情がさらに良くない。今大会の1次リーグの時は、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング28位の韓国がポルトガル(9位)を、日本(24位)がドイツ(11位)を、サウジアラビア(51位)がアルゼンチン(3位)をそれぞれ破り、アジアサッカーを見直す動きが起きた。実際、アジアサッカー連盟(AFC)史上初めて3チーム(韓国、日本、豪州)がベスト16入りを果たした。しかし、結局「決勝トーナメントは異次元の世界」という課題だけを残したまま帰国の途についた。

今大会で8強に進出した国々の代表208人のうち93.8%(195人)が欧州サッカー連盟(UEFA)傘下のリーグ所属だ。一方、韓国、日本、豪州は代表メンバー78人のうち53.8%(42人)だけが欧州リーグでプレーしている。


カン・ドンウン記者 leper@donga.com