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「3高」危機の中で国会空転3週目、尹大統領「国民は息切れの状況」

「3高」危機の中で国会空転3週目、尹大統領「国民は息切れの状況」

Posted June. 21, 2022 09:31,   

Updated June. 21, 2022 09:31

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が20日、「国民が息切れの状況なので、法改正が必要な政策に対しては(与野党が)超党派で対応してくれると考える」と述べた。経済が高物価、高金利、高為替の「3高」危機に見舞われている状況で、3週間も空転している国会を暗に非難したのだ。

尹大統領は同日、ソウル龍山(ヨンサン)の大統領室庁舎に出勤し、「追加の民生対策に法改正が必要ではないか」と記者団に問われ、「そのためには法案を提出しなければならないですね」と答えた。また、「まだ院構成がなされていないため、国会が正常稼働すれば、法改正事項の法案を出すだろう」と述べた。緊急の民生立法の処理に向けて国会が正常化しなければならないという要求だ。国会は先月30日に前半期の国会を終了したが、法制司法委員会など後半期の院構成をめぐる与野党の意見の相違で常任委構成すらもできていない。

保守系与党「国民の力」は「法司委死守」、革新系野党「共に民主党」は「国会議長団を先に選出」を主張している。「国民の力」の権性東(クォン・ソンドン)院内代表は同日、「国会の空白が20日以上続いている。国会が民生危機に取り組んでいないという批判から自由ではない」とし、「共に民主党」に与野党マラソン会談を提案した。さらに権氏は、「『共に民主党』が、後半期の法司委員長を『国民の力』が務めるという与野党合意を破棄して国会議長団を単独選出するなら、民心離れは手の施しようがなくなるだろう」と述べた。

これに対して「共に民主党」の朴洪根(パク・ホングン)院内代表は、マラソン会談の提案に対して「晩時之歎(時機を逸した嘆き)」とし、「与党の院内代表がどのような譲歩案を持っているのかを確認することが先だ」と述べた。また、「(与党が)ただ時間を長引かせて無責任な対応を取るなら、私たちはすべての可能性を開いておく」とし、国会議長団を単独で選出することができるという考えを示した。

国会空転の中、消費者物価上昇率と失業率を加えた5月の悲惨指数(Misery Index)は21年ぶりに最高値を記録した。政府は最近発表した「新政府経済政策方向」で、今年の消費者物価上昇率を4.7%、失業率を3.1%と修正したが、これが確定すれば年間の悲惨指数は7.8で、2008年(7.9)以降最も高い数値を記録することになる。


イ・ユンテ記者 パク・フンサン記者 oldsport@donga.com · tigermask@donga.com