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米イラン核協議、数日内に妥結の可能性

Posted February. 19, 2022 08:41,   

Updated February. 19, 2022 08:41

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イランが米国など6ヵ国と結んだ核合意の立て直しに向け、詰めの協議が行われていることが明らかになった。イランはウラン濃縮度を段階的に引き下げ、米国は韓国の銀行にあるイランの原油輸出代金の凍結を解除するという内容が合意文の草案に含まれたという。

ロイター通信は17日(現地時間)、約20ページにのぼる当事国間の合意文の草案で、米国とイランがイラン核合意(JCPOA・包括的共同行動計画)順守に向けた段階的な手続きが定められたと報じた。

この合意文には、韓国の銀行に凍結されたイランの原油輸出代金70億ドル(約8兆3720億ウォン)を解除するという内容が含まれた。イランは、米国の制裁でドル送金が難しくなると、2010年にウリィ銀行とIBK企業銀行に韓国ウォンの口座を開設し、原油輸出代金を受け取った。イラン産原油輸入代金をこの口座に預置した後、イランに輸出する国内企業がこの口座から輸出物品の代金を受け取るという方式だ。しかし、米国が2019年、イランへの制裁を再開し、この口座を凍結した。

イランはこの資金を返すよう韓国政府に強く求めてきた。昨年1月、イランが湾岸海域で海洋汚染を理由に韓国船舶を拿捕したのも、実際は凍結資金に対する不満と関連していると韓国政府は見ている。政府はこの問題の解決に向けて、今回の核合意に凍結資金解除を含めることを米国と話し合ったという。


兪載東 jarrett@donga.com