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三星ディスプレイ「QDディスプレイ」初公開、OLED市場に本格参入

三星ディスプレイ「QDディスプレイ」初公開、OLED市場に本格参入

Posted January. 06, 2022 08:20,   

Updated January. 06, 2022 08:20

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三星(サムスン)ディスプレイが、有機発光ダイオード(OLED)基盤の「QDディスプレイ」を初めて公開した。三星ディスプレイがOLED基盤のディスプレイ市場に参入したことで、市場に先に参入しているLGとの競争が本格化する見通しだ。

三星ディスプレイは、世界最大の情報技術(IT)・家電見本市「CES2022」を翌日に控えた4日(現地時間)、米ラスベガスのアンコールホテルに設けられたブースで、55インチと65インチのテレビパネル、34インチのモニターパネルのQDディスプレイ3種を公開した。QDディスプレイとは、OLEDパネルに量子ドット(QD)物質を採用したディスプレイだ。

三星ディスプレイは、QDディスプレイと市場で販売しているOLED、ミニLEDテレビなどを一緒に配置し、比較的進んでいるQDディスプレイの色の表現や明るさなどを披露した。光を広く分散させる量子ドットの特性のおかげで視野角によって画質が変わらないことを強調し、従来のOLEDの短所といわれてきたバーンイン(Burn-in)現象も大幅に改善したと説明した。

三星ディスプレイは、スマートフォンなどの中小型機器に採用する次世代OLEDディスプレイのフォームファクタ(機器の仕様や規格)も披露した。二度折りができるディスプレイ「フレックスS」と「フレックスG」を公開した。Sは内側と外側に一度ずつ、Gは内側に二度折りできる。「フレックススライダブル(Slidable)」は、従来の6.7インチフォームファクターで使い、マルチタスクが必要なら、ディスプレイを横方向に拡張して7.3インチへと大きくなった画面を使用できる製品だ。そのほか、12.4インチのフレキシブルディスプレイを活用して、普段は円筒型スピーカーとして使い、フラットディスプレイに変えることのできる「人工知能(AI)スピーカー」や、フォルダブルコンソールゲーム機などの試作品も披露された。


ラスベガス=ホン・ソクホ記者 will@donga.com