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ローマ法王「恐怖に屈せず、希望の種を」

ローマ法王「恐怖に屈せず、希望の種を」

Posted April. 13, 2020 08:02,   

Updated April. 13, 2020 08:02

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フランシスコ法王(76)は11日(現地時間)、イースター前夜ミサで「最も暗い時間の中にいるが、恐怖に屈しないでほしい。死の時代に生の伝令になろう」と訴えた。法王庁は、新型コロナウイルス感染症の拡散の懸念のために参加できなかった信者たちのために、この日のミサをオンラインで生中継した。

法王は同日、空のバチカン・サンピエトロ大聖堂で約20人の聖職者と合唱団だけを帯同してミサを執り行った。法王は、「イエスが十字架につけられて亡くなったとき、弟子たちが恐怖を感じたように、私たちも予期せぬ悲劇を経験している。しかし、恐れず、恐怖に屈しないようにしよう」とし、「いかなる悲しみが私たちにいても、私たちは希望で再び強くなるだろうし、これがイースターの希望のメッセージだ」と強調した。

また武器取引、戦争、中絶などを中止すべきだとしながら、「クリスチャンが人生の伝令にならなければならない。ケアのジェスチャーと愛の祈りで希望の種をまいてほしい」と強調した。

通常、イースター前夜ミサには、数千人の信者が参加し、カトリックに改宗した新しい信者が法王から洗礼も受ける。しかし、新型コロナウイルスの懸念のために、この儀式は行われなかった。同日の参加者たちも、社会的距離置きのために遠く離れて座り、聖堂の入り口は、マスクと衛生手袋をはめた警察が守った。法王は12日、イースター当日のミサもオンラインで行う。


任寶美 bom@donga.com