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インドネシアのバリ島に鳴り響いた「龍大兄さん〜」

インドネシアのバリ島に鳴り響いた「龍大兄さん〜」

Posted January. 29, 2015 07:14,   

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「龍大(ヨンデ)兄さん、最近は王子様になりましたね、フフフ」。

韓国バドミントン女子シングルのエース・ソン・ジヒョン(24、MGセマウル金庫)は、代表チームの先輩・李龍大(27、三星電気)をからかった。2人は最近、インドネシアのバリ島に滞在しながら、地元のバドミントンクラブの短期雇用選手としてプレーしている。李龍大やソン・ジヒョンだけでなく、イ・ヒョンイル(35、MGセマウル金庫)やソン・ワンホ(27、金泉市役所)も、インドネシアリーグに合流した。気さくで優しそうな容姿や空気を燃え上がらせるショーマンシップで国際舞台での認知度を高めてきた李龍大が、世間から注目を集めている。ファンサイン会には数百人が詰め掛けてきたという。1年前の今頃は、思いもよらなかったことだ。当時、李龍大はドーピングテスト回避の疑惑が持たれて、世界バドミントン連盟から出場停止の重い処分を受けたが、大韓バドミントン協会の努力で疑惑がはれて、処分が解除された。李龍大は、「現地で専用車両の提供を受けた。平日も体育館が一杯になるほど、バドミントンの熱気が熱い」と笑った。

韓国代表チームの看板スターとして名をはせていたこの4人が、国際大会や代表チームの召集訓練のない年明けを迎え、バドミントンが国技となっているインドネシアを始め、マレーシアや中国に短期間賃貸の形で進出した。かつても、実力のある韓国選手らを迎え入れようと、外国チームからのラブコールが殺到したが、毎年1月は、国内最高大会のコリアオープンが開かれるため、チャンスを活かせなかった。今年は、この大会が9月に延期されたため、海外進出が後を絶たない。李龍大とイ・ヒョンイルは、マレーシアを経てインドネシアに移動した。

世界男子シングルランキング4位のソン・ワンホは、中国にわたって、湖南省・長沙チームの所属で、3試合だけ出場したのに、試合の手当てとボーナスを合わせて4200万ウォンを受け取った。ソン・ジヒョンは先週まで、中国遼寧省・瀋陽チームの選手として出場して、3勝を上げた。選手らは1試合当たり500万〜700万ウォンの出場手当てと、同額の勝利ボーナスまで手にしたという。「農閑期」に余分な金まで稼ぎながら、実戦の試合感覚も維持できる一石二鳥だ。さらに、韓国芸能人への関心の高いこの地域で、シャトルコックの韓流ブームまで巻き起こしながら、民間外交使節の役割も十分果たしている。ソン・ワンホは、「東南アジアや中国でのバドミントンの人気はうらやましいほどだ。韓国を代表するという覚悟で、一つ一つのプレーに集中している」と話した。