現代車のトルコ生産工場、設立１７年で累積生産台数１００万台突破

現代（ヒョンデ）自動車は１５日、トルコ工場（ＨＡＯＳ）での累積生産台数が１００万台を突破したと発表した。１４日（現地時間）生産された１００万台目の車両は、ドイツに輸出予定の「ｉ１０」だった。

９７年、イスタンブール周辺の港湾都市・イズミットに設立されたＨＡＯＳでは、現在ヨーロッパ向けの戦略車「ｉ１０」と「ｉ２０」が生産されている。設立初期は相対的に販売台数の少ない「アクセント」や「スタレックス」などを生産して、トルコ国内で販売したり、近隣の中東諸国に輸出したりしていたが、１０年「ｉ２０」の生産を皮切りにヨーロッパ市場への輸出基地となった。現代車は０７年ＨＡＯＳの年間生産量を６万台から１０万台に増やしたのに続き、昨年は６億９００万ドルを投資して２０万台生産システムを整えた。

現代車の関係者は、「年末から新型『ｉ２０』の生産に着手すれば、稼働率はさらに高まるだろう」と述べる。