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外交部、中国大使に金永煥氏問題の迅速で公正な処理を要求

外交部、中国大使に金永煥氏問題の迅速で公正な処理を要求

Posted May. 26, 2012 08:16,   

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外交通商部(外交部)が中国遼寧省の国家安全庁に拘禁されている金永煥(キム・ヨンファン)氏ら4人に対して、中国当局の迅速で公正な措置を求めた。一方で、金氏らの早急な釈放を求める国際社会の動きも本格化した。

安豪栄(アン・ホヨン)外交部第1次官は25日、ソウル鍾路区都染洞の外交部庁舎に張鑫森駐韓中国大使を呼び、「中国に拘禁されている4人が、国際法や国際的慣例、人道主義に基づいて不当は待遇や人権が侵害されないようにしてもらいたい」と要請した。

安次官は、中国が金氏に対して弁護士接見を認めず、残り3人に対しても領事接見の意思確認を拒んでいることを挙げ、「被疑者らの権利が十分に保証されていない側面がある」と指摘した。また、4人に国家安全危害の容疑がかけられていることに関連し、「正確に、どのような活動をしていて、法律のどの部分を違反したのかについて説明してもらいたい」と迫った。

これに対して張大使は、「韓国の立場を良く理解した。これを本国に伝える」とだけ答えたと、陪席した外交部当局者が明らかにした。同当局者は、「安次官と張大使の面談は、韓中間の様々な協力事項について話し合うために設定されたものだが、その中でも金氏問題は核心的な事案だった」と離した。

一方で欧州議会は24日、 金氏らに対する領事と家族の接見の許可と釈放を求める決議案を通過させた。欧州議会は決議案で「中国指導部が、彼らにややもすれば死刑につながりかねない国家安全危害の容疑を適用していることに深い遺憾を表す」とし、「彼らに十分な領事接見と法的助力を認め、迅速に釈放するべきだ」と要求した。

これに先立ち、英国に本部を置く国際人権団体の世界キリスト教連合(CSW)も22日、声明を発表し、「中国に抑留された人権運動家4人を条件無しに即座に釈放せよ」と求めた。とくにCSWは、4人が逮捕された後、中国丹東に移されたことに関連し、「北朝鮮の情報機関が丹東で活発に活動していることを勘案すれば、北朝鮮側の関与が憂慮される」と指摘した。マリオ・ディアスバラルト米下院議員も17日、「拘禁された4人が拷問などを受ける可能性を懸念している」として、4人の釈放を求める個人名義の声明を発表した。



lightee@donga.com