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胡錦濤主席と李大統領、「北朝鮮を圧迫」で一致

胡錦濤主席と李大統領、「北朝鮮を圧迫」で一致

Posted March. 27, 2012 08:40,   

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中国の胡錦濤・国家主席は26日、「(北朝鮮の)衛星打ち上げは正しくない。やめた方がいい。打ち上げよりも住民の生活の発展に努めるべきだ」として、北朝鮮の長距離ロケット打ち上げの中止を求めた。

胡主席は同日午前、大統領府で李明博(イ・ミョンバク)大統領と首脳会談を行い、このように述べた。さらに、「(中国政府は)この問題で北朝鮮と何度も緊密に連絡を取った」とし、「(北朝鮮が)中止するよう今も努力している」と付け加えた。

中国政府は、過去に北朝鮮が長距離ロケットを打ち上げた際、明示的に反対の意思を明らかにしなかった。胡主席が慣例を破って北朝鮮に打ち上げ中止を求め、「人民の生活の発展に努めよ」と政策の優先順位の変更まで発言したのは異例のことだ。これまで、哨戒艦「天安(チョンアン)」や延坪島(ヨンピョンド)挑発で、北朝鮮を庇護する態度を見せてきた中国が、韓国政府と久しぶりに意見の一致を見せたのだ。

両首脳は、中国当局による脱北者強制送還問題についても、「中国は人道主義の原則に則って韓国を理解し、韓国は中国の立場を配慮する」ということで歩み寄った。政府関係者は、「政府は最近、『静かな外交』をやめて声を上げたが、これからは発言の水位は下げ、中国は脱北者の強制送還を自制する方向で歩み寄った」と説明した。胡主席の訪韓は、李政府発足後3度目で、首脳会談は10回目だ。

ロシアのメドベージェフ大統領も同日午後、李大統領との首脳会談で、「北朝鮮のロケット打ち上げは、国連安全保障理事会決議違反であり、韓半島情勢を不安にし、望ましくない」と述べ、「北朝鮮は、ロケットを打ち上げる前に、住民の暮らしに力を入れるべきだ。いつまでも援助に頼って生きていくことはできない。変化してこそ経済発展できる」と強調した。



srkim@donga.com zeitung@donga.com