北朝鮮の食糧事情に関する欧州連合(EU)欧州委員会の調査団が6日、訪朝した。外交筋は6日、「EU執行委員会の人道支援事務局(ECHO)の職員5人が、17日まで北朝鮮内の病院や保育園を訪れ、北朝鮮当局者や住民との面談を行い、食糧支援が切実な状況かどうかを調査する」と伝えた。
調査団は2チームに分かれ、平壌(ピョンヤン)以外の地域も訪問する計画であり、北朝鮮に常駐する国際機関や非政府機構(NGO)関係者とも意見交換を行う。調査が終了後、2、3週間内に食糧支援をするかどうか決定する計画だ。
政府筋は、「EUも米国のように北朝鮮への食糧支援を検討している。食糧支援をするとしても6月以降に開始されるだろう」と述べた。EUも、米国と歩調を合わせ、短期間に大規模な支援はせず、軍事転用を防ぐことを理由にコメではなく別の品目を支援する可能性が高い。
zeitung@donga.com