Go to contents

大手企業、史上最高の業績…三星電子株価は100万ウォン突破

大手企業、史上最高の業績…三星電子株価は100万ウォン突破

Posted January. 29, 2011 03:07,   

三星(サムスン)電子や起亜(キア)自動車、KT、LG化学などの代表的な大手企業各社は昨年、市場状況が激変し、グローバル経済危機の影響が残っている現状の中でも、史上最高の業績を上げた。ほどほどの衝撃や市場変化は克服できるほど、「体力」は丈夫になり、付加価値の高い製品を販売する企業へと「体質」を変えた結果と見られる。

三星電子は昨年、年間売上高154兆6300億ウォン、営業利益17兆3000億ウォンと、最大業績を上げたと28日明らかにした。当期純利益も09年より65%増の16兆1500億ウォンと史上最高を記録した。

このような業績に支えられ、三星電子の株価は終値基準で初めて100万ウォンの大台を突破した。28日、有価証券市場で、三星電子は前日より1万6000ウォン(1.61%)高の101万ウォンで取引を終えた。専門家らは、三星電子は最大業績を超え、今年はさらに成長するだろうと見込んでいる。

起亜自動車も昨年、国内工場基準で、売上(23兆2614億ウォン)、営業利益(1兆6802億ウォン)、当期純利益(2兆2543億ウォン)で軒並み最高を記録した。起亜車は初めて純利益で2兆ウォンを突破した。海外工場での生産分を含めたグローバル販売台数(208万8000台)やグローバル市場でのシェア(2.9%)も同様に、史上最高値を記録した。これで、現代(ヒョンデ)起亜車の昨年の世界市場シェアは8.1%に上昇し、韓国自動車産業の上昇振りを確実に示した。

現代製鉄は同日、売上10兆1982億ウォン、営業利益1兆376億ウォン、純利益1兆141億ウォンの業績を上げたと明らかにした。前日に発表した現代車と現代モービス、起亜車、現代製鉄の現代車グループの「ビック4」系列会社の当期純利益を合計すれば、計11兆ウォンに迫る。グロービスや現代ハイスコなどのほかの系列会社の昨年の業績が芳しく、現代車グループ全体の純利益は計13兆ウォンに上る見通しだ。現代車グループの関係者は、「現代車や起亜車を頂点に、グループが垂直系列化しており、自動車の業績が芳しければ、部品を供給する系列会社の業績も好転する構造となっている」と話した。

LG化学も、昨年は売上=19兆4714億ウォン、営業利益=2兆8304億ウォンと創業以来最高業績を上げた。これは前年比でそれぞれ25.5%と34.9%が上昇したのだ。純利益は2兆267億ウォンと、09年より43.4%が増えた。同社の純利益が2兆ウォンを突破したのは、今回が初めて。LG化学は、「石油化学部門は、高付加価値製品の販売を増やし、省エネによりコスト競争力を高めた」とした上で、「液晶表示装置(LCD)向け偏光板が世界トップの座を守り、供給物量が増え、最高業績を記録した」と説明した。

KTは、昨年の年間売上高=20兆2335億ウォン、営業利益=2兆533億ウォンと、それぞれ09年に比べ6.7%と117%が増加したと明らかにした。固定電話をのぞいたモバイルやインターネット、データ部門などで成長し、スマートフォン加入者が273万人を突破し、普及率が17%を超えたのも、業績上昇に一役買った。



buddy@donga.com sukim@donga.com