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学校の中の車整備店、技術と経営を一緒に学ぶ

学校の中の車整備店、技術と経営を一緒に学ぶ

Posted October. 17, 2009 08:50,   

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ソウル龍山(ヨンサン)工業高校の運動場の片隅には自動車整備店「ヨンゴンモーターズ」がある。2006年の開業した学校企業の「ヨンゴンモーターズ」の代表を務めるのは、同校のミョン・ジェス校長。ミョン校長は「ヨンゴンモーターズ代表と印字された名刺を渡す度に『学校でこんなことまでしているのか』と聞かれることが多い」と話す。

「学校企業の設置・運営に関する規定」によって設立された学校企業で、教育科学技術部(教科部)の支援を受けているヨンゴンモーターズは、整備士3人と、学生指導と経営を兼務している教師3人で運営されている。運営からPRまでを教師たちがまかない、出だしは簡単ではなかった。しかし、口コミで噂が広がってから売上高は急速に伸びた。2006年に1008万ウォンだったのが、2008年には1億874万ウォンと急増した。

16日、実習時間になると自動車科の学生たちがヨンゴンモーターズに集まった。店の総括責任者でもある李ソング教師が、ハイブリッド自動車の内部構造について説明を始めた。一部の学生はエンジンを分解していた。同店の整備員が学生たちの質問に答える場面もあった。車の整備は運転者の安全がかかっているため、学生たちが直接やることはない。しかし、専門の整備士による整備過程を毎日実際に見ることができ、練習用車両で実習できるというメリットがある。

3年生の金ヒョンウク君(18)は、「学校で実際に実習をしてみて整備士になりたいと考えるようになった。本を読んだだけだったら、この仕事の楽しさが分からなかったと思う」と話した。

ここで働いている整備士は皆同校の卒業生たちだ。同校出身の李ミンチョル班長(37)は、有名整備工場で勤務していたが、母校に呼ばれて創立のときから合流した。李氏は「母校の役に立っているようで嬉しい。後輩たちには何とかうまく伝わるよう心がけている」と語った。昨年入社のチャン・ガンソン氏(19)は、同校2年生のときから「ヨンゴンモーターズで働きたい」と考えていたという。「働きながら実力も養って、お金も貯められるし、夜間大学にも通っているので、友達から羨ましがられている」と話した。カン氏は、他の整備工場にスカウトされ、近く後輩に席を譲る予定だ。

ヨンゴンモーターズは、来年から教科部の支援を受けず、自立して総合整備工場へと事業を拡大する計画だ。



baron@donga.com