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[オピニオン]自転車保険

Posted August. 13, 2008 07:05,   

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先端を走る流行を一番先に受け入れるトレンドセッター(torenndosetter)らが、最近熱い視線を向けている新商品が自転車だとしたら、お驚く人も少なくないだろう。原油高により世界各国で自転車の利用者が急増したことを受け、「シャネル」や「グッチ」のような高級ブランドでも富裕層を狙って、最先端の自転車を相次いで発売している。ソウル光化門(クァンファムン)のような都心でも、かわいい形をした「ミニベロ」に乗っている人々をよく目にすることができる。軽快なサイクル服を着込んで自転車に乗っていれば、「トレンドの分かる人だ」と待ち行く人にも言われることだろう。

◆韓国の自転車普及率は先進国に比べればまだ低い。韓国の自転車普及率は16.6%で、オランダ=100%や日本=56.9%にははるかに及ばない。自転車の交通分担率はわずか3%で、ドイツや日本の25%には大幅に後れを取っている。自転車は週末のレジャー向けとして乗るのみで、普段の移動手段として活用する人はほとんどいない。自転車を簡単に利用できる専用道路や駐輪場の不足がその大きな理由だが、自転車の交通事故による危険性も一因となっている。

◆昨年1年間だけでも1374件の自転車交通事故が発生し、69人が死亡した。自転車は漢字では「自転車」と書き、道路交通法では「車」となっているため、自動車事故同様の規定の適用を受ける。車道で自動車との事故に遭うならまだましなほうで、自転車道路で歩行者との事故でも起こせば、自転車の運転手が全面的な責任を負わなければならない。しかし、自動車のように総合保険はなく、被害者と「条件無しの和解」をした場合のみ、刑事的な責任から免れることができる。慶尚南道昌原市(キョンサンナムド・チャンウォンシ)のような自転車都市や市民団体が、自転車保険の導入を一貫して主張している理由でもある。

◆金融監督院が保険開発院に自転車専用保険の開発に必要なリスクのレベル算定を要請したという。年末ごろには、国内でも本格的な自転車保険が登場する見込みだ。1997年、三星(サムスン)火災が自転車保険を導入したものの、赤字ばかり出して4年後には撤退した。しかし、今日までの自転車を巡る社会的な雰囲気は様変わりしている。自転車先進国のヨーロッパや日本では、すべての自転車には自動車にようにナンバープレートをつけなければならず、保険加入も義務付けとなっている。安心して自転車に乗れる制度的なインフラを整えることこそ、原油高の時代の政府の役目でもある。

鄭星姫(チョン・ソンヒ)論説委員 shchung@donga.com