京畿利川市(キョンギ・イチョンシ)にあるハイニックス半導体の従来の工場で、銅を使う先端工法で半導体を生産できる道が開かれることになった。
利川工場の増設はだめになったものの、アルミを使う従来の工場を銅の工場に転換すれば、同社は、国際競争力が大幅に落ちる事態は避けられるもようだ。
政府は25日、權五圭(クォン・オギュ)副首相兼財政経済部長官の主催で、政府果川(クァチョン)庁舎で経済政策調整会議を開き、このような内容を含めた「第2段階企業環境改善のための総合計画」を議決した。
これによれば、政府は利川ハイニックス半導体の従来の工場で、銅成分が含まれた水を上水源に全く流さない「無放流システム」を備える条件で、銅工程へと転換できるように、早晩、関連法令を見直すことにした。
これまで利川市など、上水源の水質保全特別対策地域内の工場では、水質環境保全法のため、特定水質有害物質と分類される銅の使用が原則的に禁止されてきた。
政府はまた、韓米自由貿易協定(FTA)の内容にあわせて、自動車排気ガスへの規制方式も燃料別や車種別の濃度規制から、「企業別の平均的な排出量制度」へと変えることにした。
このようになれば、自動車メーカーでは車種別の排出量とは関係なく、自分たちが販売する車両全体の排出ガスの平均基準にだけあわせばいい。
これとともに、他社への議決権のある発行株式の15%を超えて所有することのできなかった銀行や保険会社の持分所有禁止条件を緩和して金融監督委員会の承認を受け、ベンチャーファンドに投資する際は、15%を超えて投資できるようにした。
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