昨年8月15日に行われた大恩赦措置のおかげで再び運転できるようになった運転手たちの交通事故率が、一般の運転手よりむしろ高いことが分かった。また、昨年の全体交通事故発生件数は2004年より減っていたが、恩赦措置が取られた8月15日以降からは増加の傾向に転じたことが分かった。
2日に東亜(トンア)日報の取材チームが入手した警察庁の資料「8.15赦免以降交通事故発生の現況」によると、昨年8月15日当時の交通関連の恩赦対象者中で413万9932人は、8月から12月の間、総5275件の交通事故を起こした。
免停解除の17万5057人は、5カ月間で953件の事故を起こした。それを1万人当たりの交通事故に置き換えれば54.4件で、恩赦の者を除いた残りの一般運転手(46.6件)に比べて、むしろ事故率が高かった。
一般の運転手を含む全体交通事故の発生件数も、8月以降増加の傾向に転じた。8.15の恩赦以降で12月31日までに総8万5701件の交通事故が発生し、前年同期の8万1947件より4.6%増えた。
三星(サムスン)交通安全文化研究所の張日駿(チャン・イルジュン)首席研究員は「減少傾向から増加傾向に転じたというのが重要だ」と述べ、「免罪が結局、運転手らに心理的に『適当な運転で取り締られても、いつかは恩赦を受けられるだろう』という認識を与えているためだ」と指摘した。
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