Go to contents

「北朝鮮のウラン売却」報道 IAEA筋が確認

「北朝鮮のウラン売却」報道 IAEA筋が確認

Posted May. 24, 2004 22:28,   

한국어

北朝鮮が、核兵器製造用ウランをリビアに売却していたという報道が事実なら、ブッシュ米大統領が昨年数回に渡って言及した「世界で最も危険な兵器を世界で最も危険な独裁者に売却する悪夢」が現実のものとなると、ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が24日付で報じた。

同紙は、「北朝鮮ウランの挑戦」という解説記事で、「北朝鮮が、経済難脱出の突破口として核兵器や製造技術、核関連物資を輸出できるという可能性を示すもの」として、このように報じた。

同紙は、「ブッシュ大統領だけでなく、チェイニー副大統領が率いる政府内の強硬派も、北朝鮮が韓国や米国に大きな脅威にならないと考える」としながらも、「しかし、北朝鮮のウラン輸出の可能性は、大量破壊兵器(WMD)拡散遮断に全力を傾ける米国の背筋をぞっとさせる深刻な問題だ」と指摘した。同紙は「ブッシュ政権はもとより、11月の米大統領選挙の結果を待つ金正日(キム・ジョンイル)総書記も、核問題解決の意思がない」とし、「北朝鮮が6〜8個の核兵器を追加生産する状況になったら、北朝鮮核問題は今とは全く異なる新しい様相になる」と憂慮した。

一方、北朝鮮がウランをリビアに売却した手がかりを国際原子力機関(IAEA)がつかんだというニューヨーク・タイムズ紙の22日付の報道と関連して、IAEAに精通したある外交筋は23日、同報道内容に誤りがないことを確認した。匿名の同消息筋は、IAEAがパキスタン核物理学者カーン博士の「核の闇市場」に関わる人物をインタビューした内容を根拠に、北朝鮮がリビアにウランを売却したという結論を下したと話した。



金影植 spear@donga.com