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クーデター軍の一部が投降、比ホテル占拠事件

クーデター軍の一部が投降、比ホテル占拠事件

Posted July. 27, 2003 21:50,   

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100人あまりのフィリピンの若手将校らが低賃金と不正腐敗に抗議して、計画していたクーテターが、事前に発覚すると27日首都マニラ市の中心街と大型ホテル、ショッピングセンターの建物を占拠し、政府軍と重武装で対峙した。

AP、AFP通信などの外電は、この若手将校らは前日午後自分たちの陰謀が発覚して逮捕令が出されると、同日午前3時(韓国時間午前4時)ショッピングセンターと高級ホテル、外国人専用の宿泊施設などが入居している「グロリエタ・コンプレックス」に侵入、外郭に防護用のブービトラップなど、爆発物を設置したと、至急電で配信した。

しかし、グロリア・アロヨ大統領が最後通報を出した投降時限の午後5時(韓国時間午後6時)の2時間前から反乱兵士の一部が投降し始め、平和的な事態解決の可能性が高まっている。また、占拠過程で抑留されていた外国人観光客など、人質は死傷者なしに大部分釈放されたという。

クーデター軍のスポークスマンであるアントニオ・トリラネス海軍大尉は占拠直後、声明を通じ「アロヨ政府がフィリピン反乱兵士たちに銃器と火薬を密売し、一連の爆弾テロを行うように仕向けており、来月戒厳令を宣告する計画まで立てている。そのため、フィリピンの軍幹部とアロヨ大統領に対する支持を撤回した」と明らかにした。

80年代以来7回の流血クーデターに見舞われたフィリピンは、01年1月軍部が不正腐敗の疑いでジョセフ・E・エストラダ前大統領を権力の座から引き降ろし、当時のアロヨ副大統領を大統領に擁立したが政治の不安は収まらずにいる。



朴來正 ecopark@donga.com