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崔京周、11アンダーで単独2位、米国PGAツアー

崔京周、11アンダーで単独2位、米国PGAツアー

Posted January. 12, 2003 22:19,   

「フィールドの戦車」崔京周(チェ・キョンジュ、シューペリア、テーラーメイド)が2打差の単独2位となった。

12日、ハワイのカパルア・プランテーションコース(パー73、7263ヤード)で行われた今シーズン米国プロゴルフツアー(PGA)開幕戦のメルセデスチャンピオンシップ(賞金総額500万ドル)第3ラウンド。

崔は見事なショットでボギーなしに1イーグル9バーディーを記録し、11アンダー62打で回った。

これは従来のコース・レコード(63打)と、去年のタンパベイクラシック第1ラウンドで挙げた自分の18ホールでの最低打記録(63打)から1打を減らしたもの。同大会最低打の優勝記録はデービット・デュバルの26アンダー266打で、米国PGAツアー最多アンダー優勝記録はマーク・カルカベキアの28アンダー。

崔(23アンダー196打)は、単独トップのエルス(25アンダー194打)と最終日の第4ラウンドでチャンピオンを組み(韓国時間13日午前8時ティーオフ)100万ドルの優勝賞金を争う。

客観的に評価すると、世界ランキング3位のエルスのレベルが一段と高い。しかし、崔(世界ランキング41位)も強い意気込みを見せており、勝負はどうなるか分からない。とくに崔は54ホールを回る間、ボギーは1回だけという絶頂のショット感覚を維持しているうえ、第3ラウンドでは25パットで回るほど、グリーン状態も完璧に把握している。

一方、エルスは第3ラウンドで前の組の崔からの追い上げを受け、17番ホール(パー4)で3番ウッドで打ったティーショットをハザードに落とし、ダブルボギーを犯すなど、揺るぎを見せた。エルスが今大会パー5ホールでバーディーを逃したのはこれが初めてだ。

心理的負担の大きい最終日の第4ラウンドではショットのテクニックよりは、度胸が勝負のかぎとなるとみられる。

一方、「チャンピオン組み」の激しい争いの中で優勝する「ダークホース」が現れるかもしれない。出場者たちがみんな先シーズンツアーの優勝者であるうえに、プランテーションコースは一気にスコアを伸ばすことが可能だからだ。実際に大会の場所がプランテーションコースに変わった99年大会から去年までの間に、3回も逆転優勝者が登場しており、そのうち2回は延長戦まで入った。

特に去年の大会では、セルビオ・ガルシア(スペイン)が最終日の第4ラウンドで9アンダー64打をマーク、劇的に延長戦に入った末、デビーット・トムス(米国)をくだして逆転優勝した。



安永植 ysahn@donga.com