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修学能力試験の試験場はそのまま、教室は変える

修学能力試験の試験場はそのまま、教室は変える

Posted November. 18, 2017 09:31,   

Updated November. 18, 2017 09:46

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2018年度の大学修学能力試験(修能)の延期により、予備招集が再び実施され、不正行為を防ぐための措置が実施される。慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)地域の一部の学校は、余震が発生した場合、被害が懸念されるので、臨時休業が続く。教育部は17日、政府世宗(セジョン)庁舎で、このような内容の修能延期を巡る後続対策を発表した。

教育部によると、試験場(学校)は、受験生たちに既存に割り当てられたところ、そのままだが、試験室(教室)は変わる。15日に実施された予備招集で、自分がどの教室、どの座席で試験を受けるかを知っているだけに、不正行為を防ぐために教室を変えるのである。これにより、22日に再び予備招集が実施され、受験生たちはこの日、変わった教室と座席を確認できる。

地震被害を受けて、試験場の安全点検を実施した浦項地域の受験生たちには、21日まで、新しい試験場を通知する予定だ。ただし、予備招集日程などは決まっておらず、今後別途案内される。教育部の関係者は、「浦項は試験場の状態に応じて、変数が多く、試験場通知日以外は決まったことがない」と語った。

浦項修能試験場についての教育部と教育庁、教育施設共済会の合同点検の結果、試験場14カ所のうち9カ所は被害が軽微なことが分かった。残りの5ヶ所は再び精密検査に入った。

教育部は、浦項地域と高校3年生の受験生支援のため、被災者受験生を継続的に把握し、臨時宿泊施設を提供したり、試験準備ができるように学習空間を設けることにした。また、安全な場所での勉強を希望する生徒たちには、被害が発生していない学校の遊休教室や公共図書館を利用できるようにする計画だ。また、慶尚北道と浦項地域の塾11ヶ所から協力を得て、学習室を無料で利用できるように支援している。

地震で臨時休業に入った浦項管内の幼稚園・小中高校と特殊学校242校のうち89.7%である217校は、20日から正常に授業に開始する。しかし、安全が確実に確保されていないと判断した幼稚園10ヵ所と小学校9校、中学校5校の計24校は、臨時休業を続ける。高校1校は、安全診断の結果に基づいて再度授業をするかを決める予定だ。教育部の関係者は、「臨時休業を続ける学校の代替学習対策をまとめるなど、休業期間の長期化対策を準備したい」と話した。

教育部はこれと共に、修能問題用紙のセキュリティ強化のため、すべての保管場所に防犯カメラを設置する。現在、問題用紙の保管場所84か所のうち11か所には防犯カメラが設置されていない。警察の常駐人員を増やして、試験紙保管場所周辺のパトロールも強化することにした。

教育部は、教育部のホームページ(www.moe.go.kr)に「修能試験延期を巡る苦情処理センター」を開設して、2018年度の大学入試選考が終わる来年2月28日まで運営することにした。修能試験の延期による政府措置を案内し、順延された修能・大学入試選考を巡る国民の苦情を受け付けて回答するためだ。



柳德泳 firedy@donga.com