
1999年に発足した倫理委員会は、IOC傘下の独立機関であり、開催地選定をめぐる不正や論文盗作など、IOC委員の倫理綱領の違反と非倫理的行動を調査する。大韓体育会によると、韓国人がIOC機構の首長になるのは、金雲龍(キム・ウンヨン)元IOC副委員長がテレビラジオ分科委員長を務めた後、2度目となる。現在の倫理委員長は、セネガル憲法裁判所長出身のヌディアエだ。
IOCは、潘前総長が国連事務総長を務めた際、高いレベルの倫理基準を実現したと評価した。トーマス・バッハIOC委員長は、「潘前総長に倫理委員長の指名を受け入れてもらうことができ、光栄だ」と語った。潘前総長はIOCのホームページに、「責任感を感じており、謙虚に受け入れたい」と語り、「IOCの透明性と責任性を改善するために最善を尽くしたい」と明らかにした。潘前総長は2014年のソチ冬季五輪と昨年のリオデジャネイロオリンピックで聖火リレーに参加した。
金鍾錫 kjs0123@donga.com