「トレッドミル（ランニングマシン）は、世の中で最も危険な運動器具」
米フェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者（ＣＯＯ）の夫で、サーベイモンキーの最高経営責任者（ＣＥＯ）、デイブ・ゴールドバーグ氏が１日、トレッドミルで運動中に転倒して死亡したことが分かり、米国のメディアがトレッドミルの危険性を警告する記事を掲載した。
ニューヨークタイムズは、米国消費者製品安全委員会の統計を引用して、「２００３〜２０１２年にトレッドミル関連事故による死亡者は３０人にのぼる」とし、「昨年だけでも負傷者が２万４４００人に達する」と伝えた。これは、昨年、米国で運動器具を使って負傷した人６万２７００人の３９％で、単一の運動器具では最も多い。マウントサイナイ病院スポーツ医学のジョセフ・エレラ医師は、「初心者が速度を上げたために転倒するケースが多い。トレッドミルは誤って使えば深刻な事故につながる恐れがある危険な運動器具ということを知るべきだ」と強調した。
ワシントンポストは、特にスマートフォンの登場後、事故が増加していると伝えた。トレッドミルでランニングしながらスマートフォンを見て、事故を起こすという。実際、アイフォンが初めて登場した２００７年から３年間でトレッドミルによる負傷者が４５％も増えたと、同紙は伝えた。また、子どもがトレッドミルで遊んでけがをするケースも増えており、２００９年に元ヘビー級プロボクシングチャンピオンのマイク・タイソンの４才の娘、エクソダスちゃんがトレッドミルのケーブルが首に巻き付いて死亡した事件について言及した。
一方、夫の死亡後、フェイスブックやツイッターなどで一切コメントせず、フェイスブック初期画面だけ結婚式の日のダンスパーティーの写真に変えたサンドバーグ氏は５日、告別式を終えた後、「夫は私の岩（Rock）だった。私が怒ったり心配したりした時は何をすべきを語り、どうしていいか分からない時はいつも大丈夫だと言ってくれた」と綴った。
aimhigh@donga.com
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