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鄭義和議長、「総選挙に出馬しない」

Posted January. 26, 2016 07:56,   

Updated January. 26, 2016 08:27

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いわゆる国会先進化法と呼ばれる国会法改正問題をめぐって与党セヌリ党と神経戦を繰り広げてきた鄭義和(チョン・ウイファ)国会議長が、第20代総選挙への不出馬を宣言した。

鄭義長は25日午後2時、予定になかった記者会見を突然開き、硬い表情で会見を行った。鄭義長は、「去就についてこれ以上不必要な論議を避けるために第20代総選挙に出馬しないことを申し上げる。私の選挙区である釜山(プサン)中-東はもとより、東西和合の次元で出馬の誘いがあった全羅道(チョンラド)など他地域からも出馬することはない」とし、「これ以上議長を揺さぶらないでほしい」と釘をさした。鄭義長が国会先進化法改正に生ぬるい態度を見せるのは今後の政治動向を念頭に置いているからではないかという一部の観測を否定したのだ。最近、野党合流説が出ていた朴亨埈(パク・ヒョンジュン)国会事務総長も、報道資料を出し、「総選挙を控え、政治参加の考えがないことを明確にする」とし、鄭義長を支持する考えを伝えた。

鄭義長はこれに先立ち、セヌリ党が出した改正案に対して、「あまりにも危険で過激な発想」とし、「多数党独裁許容法案」だと再度拒否した。その代わり、案件の迅速処理制度要件を現行の任委員会在籍60%以上の同意から過半数に変更するという1次仲裁案に加えて、最長330日かかった迅速案件審査期間を75日に短縮することを新たに提案した。制度の乱用を防ぐために、「国民の安全に重大な侵害または国家財政、経済上の危機がもたらされる憂慮が明白な案件」に対してのみ迅速処理案件に指定できるにすると付け加えた。このほかに、法制司法委員会で90日間で法案を審査できなければ、本会議に自動付議するようにし、法司委員長と与野党幹事の合意か法司委員の過半数の要求があれば、1回に限って審査期間を60日間延長できることも提案した。

これに対して、改正案を代表発議したセヌリ党の権性東(クォン・ソンドン)議員は、「与党の改正案がまるで与党の独裁を許容する方法であるかのような評価は遺憾だ」とし、「(仲裁案のように)議長が要件を付けて迅速案件対象を判断することは議長独裁だ」と批判した。鄭義長と与党が接点を見出すことができなければ、29日の本会議でも国会先進化法改正案の処理は難しそうだ。



강경석기자 カン・ギョンソク記者 coolup@donga.com