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在韓米軍、「空の暗殺者」の実射撃訓練、韓国初、映像を公開

在韓米軍、「空の暗殺者」の実射撃訓練、韓国初、映像を公開

Posted April. 29, 2024 08:56,   

Updated April. 29, 2024 08:56

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在韓米軍は27日、「空の暗殺者」と呼ばれる無人攻撃機リーパー(MQ9)の韓国初の実射撃訓練の映像を公開した。現存最強の無人攻撃機と評価されるリーパーは、12日から26日まで行われた韓米連合編隊軍総合訓練(KTF)に参加した。

在韓米軍がSNSに公開した映像には、リーパーが19日、江原道(カンウォンド)の必勝(ピルスン)射撃場の上空でレーザー誘導爆弾(GBU-12)を投下し、地上の建物などの標的を正確に攻撃する様子が収められている。リーパーに搭載された高性能赤外線光学センサーが、投下された爆弾が地上の標的に命中する様子や破壊された標的の残骸を様々な高度から撮影したものとみられる。

リーパーは、2022年10月に在日米軍基地に配備された後、韓米合同軍事演習に参加するために韓半島に展開したことがあるが、実弾射撃訓練を行ったのは今回が初めて。

長さ11メートル、翼幅20メートルのリーパーは、最大約7キロ以上の高度で移動し、相手が識別することが難しい。レーザー誘導爆弾や空対空ミサイルなどで完全武装し、最大14時間以上飛行できる。最先端の観測・標的確保装置(MTST)で標的を密かに精密攻撃できるため、米軍当局はテロ勢力の指揮部など危険人物除去作戦に投入してきた。2020年、イラン革命防衛隊コッズ部隊のカセム・ソレイマニ司令官に対する暗殺作戦にも活用された。

軍関係者は、「リーパーは敵国の首脳部やテロ組織指揮部の除去(暗殺)作戦に主に投入されるという点で、北朝鮮も関連動向を注視するだろう」と強調した。韓米軍当局がリーパーの実射撃訓練の映像を初めて公開することで、核・ミサイルの脅威を露骨化する北朝鮮の指揮部に警告を発したということだ。

このような中、軍は高高度無人偵察機であるグローバルホークを26、27日連続で軍事境界線(MDL)以南の上空に投入した。偵察衛星級の監視能力を備えたグローバルホークは、MDLの東西全区間を行き来しながら、北朝鮮のミサイル及び偵察衛星の挑発動向などを監視したという。


尹相虎 ysh1005@donga.com