与党「国民の力」が7日、メガシティ構想の実現に向けた特別委員会の初会議を開き、「ソウル-釜山(プサン)-光州(クァンジュ)-大田(テジョン)-大邱(テグ)を結ぶ『超広域メガシティ』を拡大推進する」と明らかにした。京畿道金浦市(キョンギド・キムポシ)などソウルと隣接する境界都市のソウル編入問題で始まったメガシティをめぐって、与党の広域自治体の首長が「地方メガシティを優先」「政治ショー」などと批判したことを受け、全国に対象を拡大し、修正に乗り出したとみられる。
ニューシティ・プロジェクト特別委員会の趙慶泰(チョ・ギョンテ)委員長は初会議で、「ソウルが起爆剤となり、ソウル・釜山・光州の『3軸メガシティ』、さらに大田・大邱を結ぶ『超広域メガシティ』の実現に向けて最善を尽くす」と述べた。趙氏は会議後の記者会見で、「地域住民が行政システムの変化を望むなら、いくらでも含めることができる」とし、全国の広域自治体も住民の意見に応じて支援する方針を明らかにした。
趙氏は、与党所属の劉正福(ユ・ジョンボク)仁川(インチョン)市長がメガシティ構想に反対意見を述べたことについて、「他の広域自治体の首長は偏狭な思考と地域利己主義的思考から脱却しなければならない」とし、「首都ソウルの競争力が国家競争力につながる」と批判した。同党の朴正河(パク・ジョンハ)報道官も同日、記者団に、「(党論に反対したことについて)執行部も不快に思い、議員たちも快く思っていない」と述べた。
ニューシティ・プロジェクト特委は、「年末までに目に見える成果が一つや二つ出て来なければならないのではないか」とし、法案発議を終える計画だ。趙氏は、「12月までには特別法であれ一般法であれ、スピード感を持って(推進する)」とし、「(ソウル編入推進法案に)特定地域1、2ヵ所だけか、3、4ヵ所含めるか悩んでいる」と話した。
チョ・グォンヒョン記者 buzz@donga.com
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