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米、シリア内のイラン軍基地を空爆…イランのドローン攻撃に報復

米、シリア内のイラン軍基地を空爆…イランのドローン攻撃に報復

Posted March. 25, 2023 08:42,   

Updated March. 25, 2023 08:42

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イランと関連していると推定される自爆無人機(ドローン)がシリア内の米軍など連合軍の基地を攻撃し、少なくとも1人が死亡、6人が負傷したと、米国防総省が23日(現地時間)、明らかにした。バイデン米大統領の指示で、米軍がシリア内のイラン革命防衛隊の施設に対する報復空爆を行うなど、中東の緊張が高まっている。

米国防総省は同日、声明で、「現地時間午後1時38分頃、シリア北東部ハサカ近郊の連合軍基地内の整備施設に無人機が衝突し、米軍の請負業者の職員1人が死亡した。米軍5人、他の請負業者職員1人の6人が負傷した」と明らかにした。米情報当局が分析した結果、この無人機はイランで製造されたものだと付け加えた。

オースティン米国防長官は、「バイデン大統領が空爆を指示した。米国人を守るために必要なあらゆる措置を取る」と強調した。米紙ニューヨーク・タイムズや英紙ガーディアンなどは、米軍がF15戦闘機を出撃させ、シリア内のイラン革命防衛隊が使う指揮所、弾薬倉庫、情報基地などを空爆したと伝えた。

シリアのアサド政権は2011年の内戦勃発後、イランの軍事・経済支援に依存している。今回の事態により米国とイランの対立が激しくなることが懸念されている。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com