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文大統領「全国民に無料ワクチン…住居問題は申し訳ない」

文大統領「全国民に無料ワクチン…住居問題は申し訳ない」

Posted January. 12, 2021 08:27,   

Updated January. 12, 2021 08:27

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11日、新型コロナ・ウィルス感染症(新型コロナ)のワクチンと関連して、「優先順位に従って、順序通り全国民が無料で接種を受けられるようにしていきたい」と明らかにした。政府がワクチンの普遍接種方針を明らかにしたのは初めてだ。文大統領はまた、不動産問題について初めて公式謝罪した。

文大統領は同日午前、大統領府で発表した新年の辞で「やっと暗いトンネルの終わりが見える」と述べた。当初、保健当局は、優先接種者を除いた国民に接種費用を負担させる部分的有料接種の可能性をほのめかしたことがある。一部では、全国民の無料接種に2兆ウォン前後の財源が必要だろうと見ている。

文大統領はさらに、「韓国企業が開発した治療剤の審査も進行中だ。安全性検査と許可、使用と効果に至るまで全過程を透明に公開する」とし、「独自のワクチン開発も引き続き励ましたい。ワクチンの自主権を確保する」と付け加えた。

特に文大統領は不動産政策について、「住居問題で落胆の大きい国民に非常に申し訳ない」と述べた。さらに「特別に供給拡大に力を入れ、短期間で効果が得られる様々な住宅供給方法を迅速に講じたい」と強調した。多住宅者への規制、テナント保護などの不動産政策の基調を続けるものの、供給拡大を強調したのだ。

文大統領は南北対話については、「止まっている米朝対話と南北対話で大転換ができるように最後の努力を尽くしたい」とし、「いつ、どこでも非対面で話し合おう」と明らかにした。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が第8回労働党大会で防疫協力提案を公開拒否し、「北南(南北)関係は板門店宣言発表以前の時期に戻った」と述べた中、形式にこだわらない南北対話を繰り返して提案したのだ。ただ、文大統領は北朝鮮の核問題について全く言及しなかった昨年と違って、今年の新年の辞では「核兵器のない平和な韓半島こそ、民族と子孫に譲るべきわれわれの義務だ」として、非核化対話への復帰を促した。

最大野党「国民の力」は、「トンネルの先が見えない的外れな回答だ」と批判した。国民の力の裵俊英(ペ・ジュンヨン)報道官は、「国民の声に忠実に耳を傾けてほしい。K防疫神話に対する盲信、北朝鮮に対する片思いももうやめる時ではないか」と語った。


ファン・ヒョンジュン記者 パク・ヒョモク記者 constant25@donga.com · tree624@donga.com