前天安艦長チェ・ウォンイル氏、李在明代表に「天安艦遺族に会ってほしい」と要求

前天安（チョンアン）艦長のチェ・ウォンイル氏が６日、顕忠日追悼式で最大野党「共に民主党」の李在明（イ・ジェミョン）代表に、「きのう（権七勝）首席報道担当は、私が部下を殺したと言ったけど、（天安艦将兵を殺したのは）北朝鮮の蛮行ですよね」と質問して抗議した。前日（５日）、同党の 権七勝（クォン・チルスン）首席報道担当はイ・レギョン社団法人「他の百年」名誉理事長の革新委員長選任撤回を要求するチェ氏に対し、「何のつらで言っているのか。部下を皆殺しにして、呆れる」と主張した。

チェ氏は同日、追悼式が終わった後、東亜（トンア）日報にメッセージを送り、「李代表に抗議して面会を要請した」と明らかにした。チェ氏は李代表と朴光温（パク・グァンオン）院内代表に「首席報道担当は党代表と党の立場を代弁する人だが、その（前日）発言が代表と党の立場なのか」とも尋ねた。また「立場が整理されれば早急に連絡してほしい」と名刺を渡したという。

これに対して李代表は答えずにうなずき、朴院内代表は「分かりました」と言ったとチェ氏は説明した。

チェ氏は同日、東亜（トンア）日報との電話インタビューで、李代表に「天安艦事件犠牲者の遺族たちと会う場を設けてほしい」と要求し、李代表が「『分かった』と言った」と明らかにした。チェ氏は、「ひとまず李代表などから返事が来るまでは待つ」と話した。

与党「国民の力」の金起炫（キム・ギヒョン）代表は同日、フェイスブックに「チェ前艦長が李代表に話しかける場面を重い気持ちで見守らなければならなかった」と投稿した。その上で「李代表は天安艦勇士に対する侮辱的言動について国民の前で丁重に謝罪してほしい」とも書いた。


申나리 journari@donga.com