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「第2のSVB事態」を遮断、米銀行が39兆ウォンを支援

「第2のSVB事態」を遮断、米銀行が39兆ウォンを支援

Posted March. 18, 2023 08:19,   

Updated March. 18, 2023 08:19

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米国の大手金融会社11社が、不渡りの危機に追い込まれたサンフランシスコ基盤銀行「ファーストリパブリック」に対し、計300億ドル(約39兆ウォン)を支援すると、CNNなどが16日(現地時間)報じた。銀行の追加破産を防いで、世界金融市場全般の恐怖の拡大を遮断するという狙いだ。ファーストリパブリックは、10日破産したシリコンバレー銀行(SVB)と顧客層が重なり、預金保証の限度を超える預金の割合が70%に達し、次の不渡り対象になりかねないという懸念を受けてきた。

支援の決定を受け、米4大銀行のJPモルガンやバンク・オブ・アメリカ(BoA)、シティグループ、ウェルズ・ファーゴはそれぞれ50億ドルをファースト・リパブリックに預けることにした。ゴールドマンサックスとモルガンスタンレーは25億ドルずつ、BNYメロンとPNCバンク、ステートストリート、トゥルーイースト、USバンクは10億ドルずつを支援する。SVBの破産後初めて議会に出席したジャネット・イエレン米財務長官は、同日、「米銀行システムは健全だ」として必要な時に預金を引き出すことができるということに確信を持って市場を安心させた。

しかし、格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は、ファーストリパブリックの格付けを従来の「A-」から投機格付けの「BB+」に4ランク引き下げた。この銀行の経営陣もまた、最近株価の急落前に株式を大量に売った事実が明らかになった。米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)は、「今日の問題のみ解決しただけで、どこでまた別の問題が起こるか分からない」とし、市場全般の不安は依然として残っていると診断した。


金玹秀 kimhs@donga.com