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現代自、SKオンと米ジョージア州にバッテリー合弁工場

現代自、SKオンと米ジョージア州にバッテリー合弁工場

Posted December. 10, 2022 08:43,   

Updated December. 10, 2022 08:43

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現代(ヒョンデ)自動車グループはSKオンと提携し、米ジョージア州に電気自動車用バッテリーの生産設備を追加で建設することにした。

ジョージア州政府は8日(現地時間)、「現代自動車グループとSKオンが、バートウ郡を電気自動車用バッテリー工場の敷地に選んだ」と発表した。バートウ郡は、ジョージア州の州都アトランタ北西部にある。ジョージア州政府は、「両社は、約40億~50億ドル(約5兆3000億~6兆6000億ウォン)を投資する。2025年の稼動を目標にしている」と明らかにした。ただ、工場規模と生産されるバッテリーの物量は明らかにしなかった。ジョイントベンチャー(合弁会社)の形なのかも明らかにしなかった。

現代自動車グループは先月29日、SKグループと北米電気自動車のバッテリー供給をめぐる協力のための業務協約を交わした。両社は2025年以降、現代自動車グループの米国内の主要電気自動車工場にSKオンがバッテリーを供給する案を推進するものの、供給物量と時点、協力形態などの具体的な内容は追って議論することにした。ジョージア州政府の発表は、該当協約による結果と解釈される。

ただ、現代自動車グループはこの日の公示を通じて、「両社は詳細について検討しているが、現在具体的に決定された事項はない」と明らかにした。両社は具体的な合弁方法をめぐって、まだ交渉を進めているものと見られる。

バートウ郡は、スポーツ用多目的車(SUV)ジェネシスGV70の電気自動車モデルを生産する現代自動車のモンゴメリー工場と約320キロ離れている。ジョージア州ブライアン郡に建設することにした電気自動車専用工場「現代自動車グループメタプラントアメリカ(HMGMA)」とは、約430キロの距離にあり、起亜(キア)ジョージア工場とも隣接している。ジョージア州政府の発表どおり、工場が建設されれば、現代自動車の生産基地3ヵ所すべてにバッテリーを供給するものと予想される。

現代自動車グループはこれに先立って、2030年に米国で電気自動車83万台を含め、グローバル市場で323万台を販売するという目標を提示した。このためには約60GWh(ギガワット時)規模のバッテリーが量産されなければならないが、これは約3つのバッテリー工場が必要な水準だ。これを受け、SKオンだけでなく、LGエネルギーソリューションなどとも手を組んで、バッテリー生産施設を持続的に増やしていくだろうという観測が提起されている。


李建赫 gun@donga.com