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「ガン闘病」のペレ氏、「韓国戦を見守りたい」

「ガン闘病」のペレ氏、「韓国戦を見守りたい」

Posted December. 05, 2022 08:58,   

Updated December. 05, 2022 08:58

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ガンと闘っているブラジルの「サッカー皇帝」ペレ氏(82)は、一部から提起された重症説を一蹴し、「2022カタールW杯のブラジル戦を見守りたい」と明らかにした。

ペレ氏は4日、インスタグラムアに「健康状態は安定的」というコメントが書かれたブラジル・サンパウロのある病院診断書の写真と共に、「皆さんは落ち着いて前向きであることを願う。私は強くて希望的だ。病院で治療を受けており、医療スタッフに感謝の言葉を伝えたい」と書き込んだ。その上で「W杯のブラジル戦も見守る」とし、「世界から皆さんが送ってくれる愛情のメッセージは、私に大きな力になる」と付け加えた。6日には韓国とブラジルの決勝トーナメント1回戦が行われる。

ペレ氏は昨年9月、大腸がんの診断を受け、入院治療と退院を繰り返している。先月29日は心不全で病院に入院したという。これに先立って3日、ブラジル紙フォリャ・デ・サンパウロは、「ペレは、がんの化学療法治療を中断し、痛みと呼吸困難などの症状を緩和する延命治療のみ受けている」と報じた。

ペレ氏は、17歳で1958年のスウェーデンW杯に出場し、6ゴールを決めて華麗なW杯デビューを飾った。続いて1962年と1970年の計3回のW杯でブラジルを優勝に導いた後、1977年に引退した。ペレ氏は引退後もブラジル体育相を務め、ブラジルサッカーの先進化に力を入れた。W杯など世界のサッカー大会で、ペレ氏の予測とは正反対の結果が出ることから、いわゆる「ペレの呪い」でも有名だ。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com